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最新FF14も“高品質”設定で快適!12万円台のお買い得ゲーミングノートPC

2017年05月29日 11時00分更新

文● 加藤勝明 編集●ジサトラ ハッチ
提供: マウスコンピューター

写真でみる「NEXTGEAR-NOTE i5320SA1」

 G-Tuneブランドノートのデザインは本機からデザインが一新された。ボディー前方を鋭くシェイプすることで、実際のスペック(重量2.2kg、厚さ約31mm)より引き締まった印象を受ける。RGB LEDを使ったド派手なイルミネーションは搭載しないため、ビジネスシーンにも溶け込めるデザインと言えるだろう。

 設計的な特徴は特にないが、最大3台の外付け液晶を接続できる外部ディスプレー出力機能(HDMI、ミニDisplayPort×2)や、USB Type-Cポート(USB3.0なので5Gbps)など、ノートなのに拡張性も確保されている。

新デザインのポイントは天板部分に追加された赤いワンポイント。通電時に赤く点灯するようになっているが、下品な光りかたにならないよう光量は抑えてある

左側面には有線LANのほか、2系統のミニDisplayPortにHDMI出力を配置。本体液晶を含めれば最大4画面出力が可能だ。その隣のUSB Type-CポートはUSB 3.0仕様なので映像出力には対応していない

右側面はUSBポートやオーディオ入出力系だけを配置。排気用のスリットがあるので、右側面はなるべく物を置かない方がよいだろう

背面と底面に特筆するようなインターフェースはない。底面から吸気し、背面左側と右側面からそれぞれ排気する

テンキー付きのスタンダードなキーボード。キータッチは軽いため軽快にタイピングが可能だが、中央付近のキーが沈み込みやすい設計なのは残念。キーボードバックライトは暗所でキーの輪郭を把握しやすい程度の控えめなものを備えている

 内部に目を向けてみると、メモリーは8GBモジュールが1枚に、2.5インチドライブベイに240GBのSSDが装着済み。搭載SSDはごく標準的なもの(検証機ではKingston製が使われていたが、実機では異なる可能性もある)、BTOでSSDを追加すればもっと高速なM.2 NVMeタイプのSSDを追加することもできる。Core i7-7700HQのパワーを活かした本格動画編集も考えているなら、レスポンスアップのためにもM.2 NVMe SSDの追加がオススメだ。

 そして地味にうれしいのが、オンラインゲーム用に有線LANをキッチリと搭載した上で、無線LANが5GHz帯&802.11ac対応になっていること。数年前のコスパの良いゲーミングノートPCは、無線LANが2.4GHz帯のみ対応のモノが多かった。2.4GHz帯は障害物が多い場所でも電波をつかみやすいが、電子レンジやほかの無線デバイスと電波干渉しやすく速度が出にくい。だが本機では5GHz帯対応となったことで、電波干渉の少ない快適な通信環境が構築できる点は嬉しい(ただし障害物が多い環境だと5GHz帯のアクセスポイントは避けた方がいい場合もある)。

標準装備の無線LANは802.11ac/a/b/g/n対応のモジュールを採用。低価格帯ノートPCの無線LANは電波干渉を受けやすい2.4GHz帯(802.11b/g/n)しか使えない製品が散見されるが、本機は5GHz帯にも対応している

内蔵無線LAN機能を使って802.11acルーターに接続したところ。最大通信速度は433Mbpsなので高速とはいえないが、普段使いには十分な性能。ただオンラインゲームは無線LANの仕組み上有線LANを使った方が安定する

サウンド機能は「Sound Blaster Cinema3」を搭載。スピーカーが小さいため重厚感はないものの、ゲームサウンドの立体感は上々。特に新FF14ベンチ冒頭部分の“火の粉が舞う”シーンの立体感で実感して頂きたい

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