HTCは台北で製品発表会を開催。その中で新フラグシップ端末「HTC U11」を発表した。端末を「Squeeze:握る」だけで操作できるという新しいユーザー体験がアピールポイントとなっている。
HTC U11の製品コンセプトは「Brilliant U.:あなただけの、かつてない輝きを。」とのことで、ユーザーの使い方や生活に合わせたスマホになっているとする。具体的には4つの機能がこのコンセプトを体現しているという。
まず「Edge Sense」は、端末側面のセンサーにより、「握る」という動きで端末を操作する。握り方にも「短く握る」「長く握る」という区別があり、カメラのシャッターやアプリの起動などに利用できる。カスタマイズも可能だ。
サウンドも特徴の1つ。製品にはノイズキャンセリング・ハイレゾ対応のイヤホンが同梱。また装着時にユーザーの耳に合った音域や音量を検知して、約10秒でパーソナライズされた音を提供してくれる。独自AI「HTC Sense Companion」は、端末の利用状況や行動を学習して、ユーザーの行動を支援してくれるというもの。また、「Google Assistant」「Amazon Alexa」といった他社のAIも搭載。Edge Senseと連携し、握ったあとに話をすることで操作が可能になっている。
デザイン面では曲面処理された光沢感のあるガラス素材を採用。光の方向で見え方や色が異なる点と、液体のような表面処理も特徴的となっている。IP67の防水防塵にも対応している。
主なスペックは、WQHD解像度の5.5型液晶、Snapdragon 835、4GBメモリー、64GBストレージ、3000mAhバッテリー、Android 7.1.1など。カメラはリアにピクセルサイズが1.4μmの大型12メガセンサーを搭載。レンズのF値は1.7。
海外での発売は6月初頭を予定。販売地域については発表会中では明言されなかったが、HTC NIPPONからもリリースが公表されており、その中にFeliCaへの対応や、「日本では、Amazonから日本語対応版のAlexaがリリースされた際に、ソフトウェアアップデートで実装予定です。」という文面があることから、何らかの形で国内で提供されると予想できる。
発表会の模様や実機の写真については、後ほどあらためて掲載予定。
HTC「HTC U11」の主なスペック | |
---|---|
ディスプレー | 5.5型液晶 |
画面解像度 | 1440×2560ドット |
サイズ | 約76×154×8.3~9.5mm |
重量 | 約170g |
CPU | Snapdragon 835 2.36~2.45GHz×4+1.9GHz×4 (クアッドコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部メモリー | microSDXC(最大200GB) |
OS | Android 7.1.1 |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:12メガ/イン:16メガ |
バッテリー容量 | 3000mAh |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | Ice White、Amazing Silver、Sapphire Blue、Brilliant Black |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります