『G-GEAR note N1585J-710/T』、価格は21万5784円
デスクトップ顔負けの性能! GTX 1070搭載ゲーミングノートPCが魅力的すぎる
『ノートPC向けGPUはグラフィックス性能が低い』は過去の話
PCゲームをプレイするなら持っておきたいのが、3Dグラフィックスの描画能力が高い『ゲーミングPC』。そもそも『ゲーミングPC』なるものに厳密な定義は存在しないが、基本的にはゲーム向けの高性能なGPU(Graphics Processing Unit、画像処理装置)を搭載しているのが大きな特徴となる。最新の美麗なゲームほどGPUに求められる処理能力は高くなるため、高解像度・高フレームレートの画面でストレスなく3Dゲームをプレイしたいなら、より良いGPUを搭載したPCを用意するべきだと言えるだろう。
ゲーミングPCにもデスクトップ型とノート型があるが、GPUのグラフィックス性能を重視するなら、熱設計や電力の面で有利なデスクトップ型にメリットがあることは間違いない。しかし、近年はGPU自体の低発熱・省電力化が進んだ結果、ノートPC用GPUの性能が目覚ましく向上。デスクトップ用と比べてスペックを抑え、性能を犠牲にしながら低発熱、省電力化を実現していた以前のGPUに比べ、デスクトップ向けとの差が大きく縮まっため、最新のGeForce 10シリーズGPU搭載ノートであれば、性能を理由にノート型を避ける必要はないと言っていい。
ノート型にはコンパクトで持ち運び可能という大きなメリットがあるものの、欠点はデスクトップ型のような購入後の換装や拡張が難しいこと。であれば、数年後まで利用することを見越して、ある程度GPU性能が良いものを購入しておくほうが後悔が少ないはずだ。となると、狙い目はハイエンドのGTX 1080搭載PC、あるいはミドルハイクラスのGTX 1070搭載PC、ミドルクラスのGTX 1060搭載PCのいずれか。このうち中間のGTX 1070搭載ノートPCは、前世代のミドルハイクラスのデスクトップPCを凌ぐほどの性能があり、価格も20万円そこそこと、かなりお得感の高いものとなっている。
そうした条件にマッチする最新のノートPCが、ツクモのBTOブランド『G-GEAR』から4月14日に販売開始となった15.6型ノートPC『G-GEAR note N1585J-710/T』だ。価格は21万5784円で、ツクモネットショップなどから購入可能。
『G-GEAR note N1585J-710/T』の主なスペック | |
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CPU | Core i7-7700HQ(4コア/8スレッド、2.4~3.8GHz) |
OS | Windows 10 Home |
メモリー | 16GB(DDR4、2400MHz) |
ディスプレー | 15.6インチ フルHD(1920×1080ドット、141.2dpi)、ノングレア、タッチ非対応 |
グラフィックス | GeForce GTX 1070 |
ストレージ | 256GB SSD(PCIe接続)、1TB HDD |
光学ドライブ | なし |
インターフェース | USB 3.1(Type-C)×2、USB 3.0×3、Mini DisplayPort 1.3 出力端子×2、HDMI出力端子、SDカードリーダー、ヘッドフォン出力端子、マイク入力端子、光デジタル入力端子、有線LAN端子 |
本体寸法 | およそ幅385×奥行き271×高さ28.8mm |
重量 | およそ2.7kg |
販売価格 | 21万5784円(税込) |
GPUは、ほとんどのゲームをフルHDの高い画質設定で遊べるノート用のGTX 1070を搭載。CPUにはノート向けながら高い処理能力を誇るCore i7-7700HQ(4コア/8スレッド、2.4~3.8GHz)を採用し、メモリーは余裕のある16GB、ストレージは従来のSSDよりも高速なM.2 PCIeタイプのSSDを搭載、さらにデータ保存用として1TBのHDDを併載する、一言で言ってスキのない構成となっている。これで価格はおよそ21万5000円と、似たような構成のデスクトップPCと比べても特別高いわけではないのが驚きだ。
重量も2.7キロと、一昔前の据え置きノートに比べれば軽め。家に据え置きでゲームを満喫するのはもちろん、頻繁に友人宅やイベントにPCを持ち運びたい人や、休みのたびに実家に長期で帰省する学生にもオススメできるだろう。やや一般的なゲーム用途からは外れるが、VRコンテンツ開発・デモ用PCや、クリエイティブ系の現場に持ち込むPCとしても優秀といえる。
次ページから、『G-GEAR note N1585J-710/T』のデザインや詳細なスペックを見ていこう。
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