ソフトバンクは、ソニーモバイル製スマートフォン「Xperia XZs」を発表しました。カラーバリエーションはアイスブルー、シトラス、ウォームシルバー、ブラックの4色。なお、シトラスはMWC 2017では発表されておらず、世界初公開のカラバリになります。
「Motion Eye」カメラシステムがすごい!
XZからメモリーは4GBに増量
Xperia XZsは5.2型フルHD解像度(1080×1920ドット)ディスプレーを持つソニーモバイルの最新端末。CPUはSnapdragon 820(2.2GHz+1.6GHz、クアッドコア)、メモリー4GB、ストレージ32GBと、その名のとおり、現行のフラグシップ機「Xperia XZ」のマイナーバージョンアップ版という位置付けです。
搭載メモリー以外の進化点として最も注目すべきポイントは、やはり背面カメラです。背面カメラは「Motion Eyeカメラシステム」と同社が呼ぶExmor RS for mobile、Gレンズ、BIONZ for mobileというソニーのカメラ技術を結集したもの。とくにセンサーであるExmor RS for mobileはメモリー積層型のものを世界で初めてスマホで採用しています。
このMotion Eyeカメラシステムにより、960fpsのスーパースローモーション撮影や先読み撮影が可能。スーパースローモーション撮影では、通常の動画(最大フルHD・30fps)の中に、任意の約0.2秒間のスローモーション映像挟み込むことができます。
約0.2秒間は960fpsで記録されているので、記録した動画を観るとき、スローモーションの部分は32分の1の速度である30fps・約6秒間の動画として再生されるというわけです。
なお、記録画素数はXZで2300万画素、XZsでは1920万画素となっていますが、これは1画素あたりのセンサーサイズが大きくなったため。画質はある程度保ちつつ、暗所でもより明るく、ノイズに強い絵づくりが可能となります。
バッテリー周りのインテリジェンス機能も強化
バッテリーは2900mAh。Xシリーズ登場時から搭載していた、バッテリーの長寿命化をうながすQnovoの技術は継続して採用しています。
さらに、ユーザーの行動パターンから充電時間を最適化して電池への負荷を軽減させる「いたわり充電」が進化。行動パターンのほかに、一定条件下では端末にされた設定されたアラーム時刻も考慮に入れ、最適な充電時間に調節してくれるようになります。
また、Xperiaシリーズに長く採用されてきたSTAMINAモードも強化され、電池の減り方を予測し、STAMINAモードの設定をレコメンドしてくれるようになります。従来も使用状況を基にした直線的な予測をもとにレコメンドを行っていましたが、XZsからは学習エンジンの分析結果を基にするため、よりユーザーの使用状況に即した予測が可能となります。
残念ながらソフトバンクでは、同じMotion Eyeカメラやいたわり充電機能を採用し、4K解像度ディスプレーを搭載した「Xperia XZ Premium」の取り扱いはないようです。しかし、ある程度持ちやすい端末を求めている方や、スマホでは動画などをあまり見ない方は、Xperia XZsを検討してみてはいかがでしょうか。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります