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「イヤモニの神様」こと、ジェリー・ハービー氏も大阪上陸

Westone「UM1 J」が世界初登場、ポタフェス2017大阪・梅田リポート

2017年05月08日 17時45分更新

 晴天に恵まれたゴールデンウィーク最終日の5月7日に、大阪キタの中心地梅田の「ハービスホール」で「ポータブルオーディオフェスティバル2017 SPRING&SUMMER大阪・梅田(ポタフェス大阪)」が開催された。Westoneの新作「UM1 J」がワールドプレミアを飾るなど、多くのオーディオ愛好家で賑わった。

会場となった「ハービスホール」がある「ハービス大阪」。同じビルには高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン大阪」が入っている

Westoneのハンク・ネザートン氏が新製品を披露

 トークイベントではe☆イヤホンの名物ユーチューバーであるりょう太氏が、Westoneアジア地区セールスディレクターを務めるハンク・ネザートン氏をゲストに迎えたトークショーを展開。同社の新たなエントリーモデルであるUM1 Jを世界初披露した。

 「UM1」の更新モデルとして開発された新製品は、バランスドアーマチュア1基でリケーブルに対応という構成。ハンク氏は新製品を「プロ向けというよりは若いミュージシャン向け。もちろんモニターとしても使える」と評しており、「Easy step for Westone」としてWestoneをより身近に感じてもらいたいとしている。

 価格や発売日は近日発表としているが、UM Pro 10よりはお手軽になる予定だという。

新世代の「Westoneの入り口」を担うUM1 J

「e☆イヤホンTV」などでお馴染みのりょう太氏(左画像)が、Westoneのハンク・ネザートン氏(右画像)を招いてのトークショー。ハンク氏は新作「UM1 J」を披露

ハンク氏が持ち込んだUM1 Jを手にするとりょう太氏。当日朝まで型番以外の情報を聞いていなかったという

 また、ハンク氏は先行して発表された8ドライバーのハイエンドカスタムIEM「ES80」にも言及。ユニバーサル機の「W80」を元に改良を加えたモデルで、リスニング用途を考慮したW80に対して、ES80はよりプロミュージシャンのステージモニター用途を考慮した設計にしたという。

WestoneのハイエンドカスタムIEM「ES80」。リスニングを意識した「W80」よりもステージモニターとしての性格が強い音になっている

 自身も同社「ES60」のユーザーだというりょう太氏が、W80で用意されたALO Audioのプレミアムケーブルセットを引き合いに出し「同様のパッケージを(ES80にも)予定しているか」と質問。これに対してハンク氏は「(プロユースのため)現状そのような予定はない」とし、W80は日本向けの「Crazy Passion(熱狂的な情熱)」に応えるパッケージであり、日本のユーザーのアツい声に押されたものであるという秘話を明かした。

日本のオーディオファンを「Crazy passion」と評したハンク氏。トークショー中は終始ご機嫌だった

イベント開始時刻は11時で、関西初公開のアイテムが多数登場するとあってか、開場前から入場待ち列が形成され、恒例の物販ブース待機列の先頭は朝8時から並び始めたという

イベントステージにはオーディオライターの野村ケンジ氏(画像左)も登壇。りょう太氏(画像右)のほか「お客さんとして来ていた」という須山歯研(フィットイヤー)の須山慶太社長(画像中央)などを交えて、ポータブルオーディオやカスタムIEMの今後などを語った

一番人気の展示はAstell&Kernの新作「KANN」。常に列が絶えなかった

関東と比べると絶対的な人口の差なのか、finalの平面駆動ヘッドフォン試作機も「並べば聴ける」という状態

神様が「たこパ」に興じる関西の空気

 一昨年から東京以外でのイベントを頻繁に開くようになったポタフェスだが、関西のイベントは関東とは一味違う。各ブースで話を聞いていると、お客さんから積極的に話しかけられることが圧倒的に多いという声が聞かれた。オーディオ好きはお喋りを楽しむ人が多いが、関西人は特にその傾向が強いのだという。

 こういった雰囲気が今回最も顕著だったのはミックスウェーブブースのJH Audio。新製品「Lola」を持ち込み、「イヤモニの神様」ことジェリー・ハービー氏が自ら来場者をもてなしていたが、ファンからひっきりなしに求められるサインや記念撮影に快く応じるなど、極めてフレンドリーな雰囲気が漂っていた。

フレンドリーな雰囲気が溢れていたJH Audioブース。「イヤモニの神様」ことジェリー・ハービー氏が、来場者からのサインや記念撮影に応じていた

ジェリー氏(画像中央左)を囲む、フィットイヤーの須山氏(画像右端)、ミックスウェーブの宮永氏(画像左端)と、カナルワークスの林氏(画像中央右)。日本と世界のカスタムIEMを牽引し続ける首脳が揃い踏み

 ちなみに有志が開いた前夜祭にも参加したというジェリー氏は、市内のたこ焼き専門店で大阪名物に舌鼓を打つなど、東京とは一味違う関西の雰囲気を満喫したという。

 「日本には何度も来ていて、東京も大阪も大好きだよ。でも大阪のイベントは今回が初めてなんだ。東京はニューヨークみたいな感じがするね、それに対して大阪はずっと気楽に過ごせるよ」(ジェリー氏)

ポタフェス前日に有志が集まった前夜祭に「神降臨」でたこ焼きを満喫

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