4月29日と30日に東京・中野サンプラザで開催中の「春のヘッドフォン祭 2017」。その会場で、Acoustic Researchの新型プレーヤー「AR-M200」、平面駆動型ヘッドフォン「AR-H1」、新イヤフォン「AR-E10」などが登場した。
注目はAR-M200。ハイレゾ再生に加えてaptX HD対応のBluetooth再生機能も持つ。3.5mmのヘッドフォン端子に加えて、4.4mm5極のバランス駆動用端子を持つ。DAC ICはAKMの「AK4490EQ」となる。まだサンプルが届いたばかりで発売は先になりそうだが、手に持つと軽くて驚く、スペック表には重さ4.5オンス(約127.6g)という記載があった。これまで10万円を超すハイエンド機を中心に展開してきたAcoustic Researchだが価格も5万円以下とハイレゾ対応DAPとしては手軽になりそうだ。
AR-H1は86mmの平面駆動型ドライバーを採用(ネオジウム磁石アレーを使用)。本革のヘッドバンド、低反発イヤーパッド、ケーブル交換可能で、周波数帯域は10Hz~60kHzとのこと。インピーダンスは33Ωで、感度は98dB。重量は14オンス(約396.9g)。価格は6万円台前半ということで、平面駆動型ヘッドフォンとしてはリーズナブルな印象だ。
AR-E10はBA型と8mmのベリリウムダイナミックドライバーを組み合わせたハイブリッド型イヤフォン。インピーダンス25Ω、感度95dB、20Hz~40kHzの再生が可能で、リケーブルに対応。3.5mm端子のほか、4.4mm5極端子のバランス駆動用ケーブルなどが付属するようだ。価格は2万円台前半になるのではないかとのこと。
発売時期など具体的な情報はまだないが、秋には出そろうのではないかとのこと。
GRADOも新製品を公開
GRADOの「PS2000e」もヘッドフォン祭に合わせて突如公開になった製品のひとつ。価格は30万円程度になる見込みという以外は、特に情報がないとのことだが、従来機種と比較して素材などの変更があるのではないかということ。また、限定発売となった「GH2」も展示していたが、こちらは代理店からの出荷分は完売とのこと。ただし流通在庫はまだある可能性があるので、入手したい場合は販売店に確認してもらいたいと言っていた。
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