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本当の恐怖をあなたに

バイオ7より怖い! 映画がVRに生まれ変わった「Paranormal Activity: The Lost Soul」

2017年04月26日 12時00分更新

 今回紹介するのはホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」をVRに対応させた「Paranormal Activity: The Lost Soul」だ。

 原作の映画は有名なタイトルで、ホラー映画ファンなら1度は観たことのある作品ではないだろうか。VRゲームに生まれ変わり、恐怖がより近くに感じられるため「怖過ぎてクリアできない」という声もあるほどだ。

 プレイヤーは郊外にある空き家を探索していく。深夜にわざわざ行かなくてもいいはずだが、そこはホラーだから仕方ないのである。

 懐中電灯を片手にこの家の謎を解き明かしていくが、進むたびに怪奇と出くわしてしまう。ゲームオーバーになる要素はあまりないが、怪奇はいきなり訪れるため非常に心臓に悪い。

 ゲーム内のプレイヤーではなく、プレイしている人の精神にダメージを与えてくるタイプのゲームだ。

 家の中は暗く、部屋の形状を把握するのも一苦労。この中からキーアイテムを探して先に進む。しかし、キーアイテムを取得するたびになにかが起こるため、いつまでも気が休まらない。

 黒魔術を行なうスペースもあり、自分でその儀式を進める必要もある。黒魔術に手を染めてもロクなことにならないのはお決まりだが、非常事態なので仕方がない。実際に儀式の道具を持って準備をするため、恐ろしいことをしている背徳感とも戦わなくてはならない。

 恐怖感はほかのVRゲームにも劣らず「バイオハザード7 レジデント イービル」や「The Brookhaven Experiment」の上をいくものだ。しかし先に進むヒントがあまりにも不親切で、進行不能になることも多くあった。

 YouTubeでプレイ動画を見ながら進めないと厳しいありさまで、難易度は非常に高い。そのぶん先に進めたときの達成感はものすごい。

 恐怖の演出が非常に凝っており、ホラーゲームに慣れたユーザーでも満足できる内容には仕上がっている。なお、ゲーム内容は映画のストーリーに沿ったものではないため、映画を見なくても安心して楽しめる。

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