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空間認識AFや4Kフォトなど、お気に入りの機能や性能を紹介

お手頃価格で機能満載! 取材用カメラに光学60倍「LUMIX FZ85」を選んだ

2017年05月05日 10時00分更新

パナソニックのレンズ一体型デジタルカメラ「LUMIX FZ85」を購入しました!

 ASCIIで仕事をしていると、発表会という場に結構行く機会があります。発表会は、例えば新製品の場合、製品はもちろんだと開発者やゆかりのゲストなどが登壇することが多いですし、映画の完成披露などでは出演した俳優さんなどがステージに登場します。

 今までは、取材に富士フイルムの「FUJIFILM X10」を使っていました。FUJIFILM X10は、レンズ部分がマニュアルズーム兼電源スイッチになっている味のあるカメラで、撮影した写真もキレイなのでプライベートではいまだに使っていますが、取材で使うには限界があるなと思っていたんです。主な原因は、ズーム。特に映画の完成披露だと、メディアが座る席からステージまでの距離が遠く、FUJIFILM X10だとゲストのアップが撮影できないことが多いんです。

 さすがに遠い席からでもバッチリ写真が撮れるカメラを買わないといけないなと思っていたのですが、一眼レフカメラを買うとなると、私のお財布事情だといつ購入できるかわからない。そこで目を付けたのが、5万円前後(Amazon.co.jpで4万4501円、4月27日現在) で買えるパナソニックのレンズ一体型デジタルカメラ「LUMIX FZ85」です。

 LUMIX FZ85の主な仕様は、撮影素子が有効1/2.3型高感度MOSセンサー、有効画素数が1810万画素、ISO感度が80~3200(拡張設定でISO6400)、シャッター速度が最高1/16000秒(電子シャッター)など。

サイズはおよそ幅130.2×奥行119.2×高さ94.3mmと一眼レフカメラと比べるとコンパクトで、取材時などの持ち運びにも重宝しています

光学60倍ズームで遠くの登壇者もバッチリ撮影!

光学60倍ズームレンズを搭載

 LUMIX FZ85で一番最初に目に留まったのが、光学60倍ズームです。広角20mm~超望遠1200mmまで撮影可能なレンズを搭載し、画像劣化の少ない超解像iAズームを使用すれば、120倍(35mm判換算:2400mm)での撮影もできます。発表会で今まで苦労していた登壇者のアップが、まったく問題なく撮影できるようになりました。

ここから撮影しても

これだけズームできる

ここから撮影しても

遠くにあるボートがバッチリ撮影できた

 また、パナソニック独自の空間認識技術「DFD(Depth From Defocus)テクノロジー」による「空間認識AF」を搭載しており、シャッターチャンスだったのにブレてしまった……ということも減りました。加えて、よく使用しているのが追尾AF。LUMIX FZ85の追尾AFは、被写体の過去の動きから次の動きを予測し、追尾枠の位置を調整して追従してくれます。自動で被写体を追ってくれるので、撮影が大変楽になりました。

 動きの速い被写体でもバッチリ撮影できる秒間30コマ連写の「4Kフォト」モードを備えています。発表会では舞台上でゲストが動き回ることもあり、少しなら追尾AFで大丈夫なのですが、芸人さんなどが登壇している場合など激しく動き回ることもあります。そういうときに4Kフォトモードはかなり重宝します。スポーツや飛行機、鉄道など、動きの速い被写体を撮影するときにも便利です。追尾AFに設定しておいて4Kフォトモードで撮影すれば、今のところシャッターチャンスを撮り逃すことはないのでは? と思っているくらいです。

4Kフォトで撮影

 さらに、取材で便利だなと思ったのが、USB給電が可能な点。実は1度前の日にうっかり充電するのを忘れていたのを取材先に到着してから気づいたのですが、パソコンと接続して充電ができてなんとかなったということがありました。充電器タイプだったら終わっていたな……と冷や汗をかきましたが、その取材でもギリギリ撮影できました。

 そのほか、気に入っているのがタッチ操作に対応した3型ディスプレー。タッチ操作でフォーカスを合わせたり、2本の指を使って撮影した写真をズームして観たりできます。すごく便利! というわけでもないですが、直感的に操作できるのは楽しいです。

USB給電が可能

約104万ドットの3型ディスプレーは、静電容量方式のタッチパネルを採用

便利な機能もてんこ盛り

 まだ購入して数回しか使っていないので、LUMIX FZ85にはまだ試していない便利な機能がたくさんあります。例えば4Kフォトを利用した「フォーカスセレクト&フォーカス合成」モードは、撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べます。加えて、フォーカス位置の異なる複数の画像を合成して、ピント範囲の広い範囲の写真を作成することも可能です。

 色を強調したポップアート風の写真が撮影できる「ポップ」や、色あせた雰囲気の写真が撮影できる「レトロ」など、22種類のフィルター効果を選択できる「クリエイティブコントロール」も搭載しています。プライベートでおしゃれな写真を撮影してSNSにアップしたい! という人にオススメです。

ポップ

ファンタジー

モノクローム

インプレッシブアート

お手頃価格でクオリティー高めの写真が撮りたいなら!

 まだまだ購入して間もないので、使えていない部分もたくさんあるとは思っていますが、現状お手頃な価格でこれだけズームできたりブレない写真が撮影できたりしている時点でかなり満足しています。クオリティー高めの写真が撮りたいけど一眼レフカメラには手が届かない……という人にとってはかなりオススメです。GWに旅行などどこかへ出かけるという人も、思い出作りのためにLUMIX FZ85を検討してみてはいかがでしょうか。

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