先週、筆者は香港と深センの旅に行ってきました。深センを訪れるのは2013年6月以来、ほぼ4年ぶりとなりましたが、その急速な発展に驚きました。
中国で使えるSIMを香港で入手する
まずは日本から空路で香港へ。ここで準備しておきたいのが、中国本土でスムーズにスマホを使うためのSIMカードです。
中国ではGoogleのサービスやFacebook、Twitterなどがブロックされており、通常の手段では利用できなくなっています。VPNで海外につなぐという手もありますが、ホテルのWi-Fiで使っていたところ、2日目の朝にブロックされたのか、接続できなくなってしまいました。
そこで香港で手に入れたいのが、中国本土での利用に対応したプリペイドSIMです。たとえば中国移動香港によるこちらのSIMは148香港ドルで、10日で1.5GB使えるというもの。日本のAmazon.co.jpでも売られています。
ほかにも筆者は中国移動香港の「デュアルナンバーSIM」を持っていますが、すでに販売は終了しており、SIM屋台にも並んでいませんでした。中国移動香港のWebサイトから実名登録も済ませており、いまのところ問題なく使えています。
ちなみに香港では、コンビニのセブンイレブンなど様々な店舗に非接触の決済端末が普及しており、海外版のApple Payを使って買い物ができました。
深センは驚くほど小ぎれいな街に
香港から深センへの入り方は複数ありますが、今回は鉄道で国境の羅湖駅に行きました。国境ではいったん香港から出国し、中国に入国するという手続きが必要になります。
久しぶりの深センは、驚くほど小ぎれいになった印象。4年前は路面の陥没事故が話題になり、電気街にはアップルストアの偽物が並んでいました。そうした風景は一掃され、いまや東京やソウルと比べても遜色ないアジアの都市に生まれ変わっています。
ただし、電気街の建物の中は古いままで、増築を繰り返したような独特の雰囲気は変わっていません。並んでいる商品の品質や、無許可と思われるキャラクターグッズなども玉石混交の印象です。ただし、いち早くGalaxy S8のモックやケースが並んでいるなど、スピード感は健在です。
まだまだ中国らしい部分は残っているものの、生活レベルが向上したのか、全体的にマナーが良くなっています。地下鉄の改札を強行突破する人も見かけませんでした。テクノロジーやガジェットが好きな人なら、定期的に訪れて損はない街といえるでしょう。
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