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IFA2017は9月1日開幕!

ポルシェのノートPCも登場 IFA2017のプレスカンファレンスで見てきた数々の製品

2017年04月24日 18時00分更新

 毎年秋にドイツ・ベルリンで開催される世界最大のコンシューマーエレクトロニクス展示会IFA。

 9月1日からの開幕に先立ち、ポルトガルのリスボンでプレスカンファレンスが開催され、世界50ヵ国から300人の報道関係者を集めた。

 会場ではIFAGPC協賛企業のブリーフィングもあり、発表された製品を紹介する。

Philips

 フィリップスはここ数年ヘルスケアに力を入れており、個人の健康管理から健診・病院の統合システムを提供している。CE分野でもスマホとつながる電動歯ブラシや体重計、血圧計、体温計を発売中。

 空気清浄機はスマホを使いインターネット経由でコントロールでき、スイッチのON/OFFだけでなく、室内の空気の状態をモニターできる。

スマート電動歯ブラシはドイツで大人気だ

SENNHEISER

 ゼンハイザーは3Dオーディオ技術「AMBEO」を解説。4つのマイクを一体化した「AMBEO VR Mic」で録音し、立体音響を再生するシステム。

 全天周カメラで撮影した映像をヘッドマウントディスプレーで体験するときに、音の定位も立体再生され、臨場感が高まる。

 AMBEO Smart Headsetは簡易版で、ヘッドフォンとマイクが一体化しており、iPhoneに接続して録画・録音を行なうと、バイノーラルで記録される。

SAMSUNG

 サムスンはQLEDという、クァンタムドット技術を使ったパネルの技術をアピール。2017年の4Kテレビ市場の70%をとりにいくという。

 さらに、写真フレームのように壁にピタリと設置できる「The Frame」という新製品を公開。55型を5月末に2200ユーロで発売する。

PorscheDesign

 ドイツのポルシェデザインは、2月のMWC2017で公開した同社初の2in1ノートPC「BOOK ONE」を解説した。

 直線基調のソリッドデザインで、キーボードとタブレットの組み合わせ型というSurface Bookのような仕組みだが、ヒンジが360度回転もする、いわば3in1的なマシン。

 液晶は13.3型3200×1800ドットで重量は1580gとちょっと重め。米国では2500ドル、欧州では2800ユーロで、4月末には出荷予定である。

本体にはスタイラスペンとType-C端子用HDMIアダプター、ACアダプターが付属

オプションでドッキングステーションとケースが用意される

あこがれのマシンについにタッチ!

Surface Bookと同様に、電動でロックが解除され、液晶部分が離れる

ヒンジにはポルシェらしい歯車が付いている

本体左側には液晶側とキーボード側の両方にType-C端子があり、ACアダプターはどちらにも接続できる

本体右側の奥にあるボタンを押すと、液晶部のロックが解除されるしくみ

背面から眺めると、歯車のデザインが目立つ

キーボードのデザインはシンプルで、押し心地も高級感がある。配列は発売国によって異なる

ペンはちょっと平たい六角のデザインで、これだけでもほしくなるのだった

PowerRay

 水中型ドローンは名前のとおりエイのような形でかっこいい。カメラからの映像をスマホで受信してVRゴーグルでみながら操縦する。有線で船上と接続され、魚群探知機や釣りもできる。日本でも近く発売の予定なので楽しみだ。

 2017年IFAは新企画「IFA NEXT」というゾーンを新設し、スタートアップや大学の研究室、革新技術をもった出展も集める。とっても待ち遠しいのだーーー。

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