検索、おでかけ情報、道案内の3つが特徴
ヤフーは4月24日、「Yahoo!地図」を新アプリ「Yahoo! MAP(ヤフー・マップ)」に全面刷新した。
「Yahoo!ロコ」や「Yahoo!ライフマガジン」など、ヤフーのさまざまなサービスと連携することで店舗や施設などのスポット検索機能と日本各地のタウン情報を充実。“決まった場所への行き方を調べるアプリ”にとどまらず、“現在位置を起点に、行きたい場所を選べるアプリ”を目指すとする。
今回のリニューアルの大きなポイントは3つある。スポット検索、おでかけ情報、わかりやすい道案内だ。
メイン機能である「地図」には、「グルメ」「カフェ」「コンビニ」などの施設情報を示す「ジャンルアイコン」を設置し、地図から近くの店舗や施設をスポット検索しやすくなった。アイコンをタップすると周辺の店舗が写真とともに画面上部に表示される。
また、店舗をタップすることで店舗情報やクチコミといった詳細な情報を閲覧でき、地図上に表示される「徒歩」「電車」などのナビゲーションアイコンをタップすると目的地までの最適な経路が案内される。
メニューバーには「おでかけ」項目を新設。日本各地のタウン情報やトレンド情報を発信するYahoo!ライフマガジンの記事のほか、地域情報を毎日配信。ユーザーが任意に設定したエリアに応じて、特集記事や情報提供メディアによる記事が配信される。
「道案内」機能も、「見やすく、わかりやすく」をコンセプトにリニューアル。地図を読むことが苦手なユーザーを考慮し、地図上では道案内において最低限必要であるルート沿いにあるお店、施設名のみを表示している。
また、次のアクションを示す吹き出しには、目印として街のランドマーク名や具体的な店舗名などを表示し、わかりやすく正確な道案内をうたう。さらに地下鉄の出口を目立たせたり、有名なコンビニエンスストア、ファミリーレストランの看板アイコンを優先的に表示したりするなど、ユーザーを迷わせない工夫を随所に施しているとする。
ちなみに、従来のYahoo!地図アプリで好評だったという「雨雲レーダー」や「屋内測位」(Android版のみ)などは継続して提供される。
外出を総合的にサポートするパートナーを目指す!
Yahoo!JAPANが手がけたこともあり、根強い人気のあったYahoo!地図が全面刷新。一言で言うならば、「外出を総合的にサポートする」ことを目指すため、Yahoo! MAPに生まれ変わったといえる。
これまでは、まず何を目当てに外出するか、そのためにどこに行くか、そしてどのようにして行けばいいか……という行動を、それぞれ別のアプリでまかなうことが多かったはず。たとえば、電子書籍で気になる情報を見つけ、ウェブブラウザーで行きたい場所を絞り込み、地図アプリで道案内してもらう、といった具合だ。
しかしYahoo! MAPは、情報を収集するために複数のアプリやブラウザサービスを使い分けることなく、このアプリ一つできっかけ作りから行きたい場所の決定、実際の道案内まで、外出行動を総合的にサポートすることを目的にしている。
特に4カテゴリー38ジャンルから現在地周辺の店舗や施設を探せる「ジャンルアイコン」は便利だ。食事をどこにするか決めるのはもちろん、ATMやコンビニ、ガソリンスタンドなどを探せるのは、土地勘のない場所で重宝するだろう。
また店舗の詳細な情報や、Yahoo!ライフマガジン編集部が作成した特集記事などが読めるのは、多様なコンテンツを持つヤフーのアプリらしい強みといえる。さまざまなサービスをYahoo! MAP内で連携させることで、ほかのアプリを使わなくても大丈夫という点は、幅広い層へのアピールになるはず。
一方、今後の課題としては、よりユーザーのニーズにマッチした情報を提供できるか、多様なコンテンツを追加しつつも地図アプリそのものの使い勝手を損ねないか……といった、実用性に沿った改良の継続がポイントになるだろう。ヤフーならではの、使いやすいアプリに成長してほしいところだ。
■iOS
Yahoo! MAP | |||
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価格 | 無料 | 作者 | Yahoo Japan Corp. |
バージョン | 5.0.0 | ファイル容量 | 73.2 MB |
カテゴリー | ナビゲーション | 評価 | (4) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 9.0以降 |
■Android
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Yahoo! MAP - ヤフー公式の無料地図アプリ | |||
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価格 | 無料 | 作者 | Yahoo Japan Corp. |
バージョン | 端末により異なる | ファイル容量 | 端末により異なる |
対応デバイス | Android端末 | 対応OS | 端末により異なる |
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