今回も、Xperiaを遠隔操作するアイデアグッズをご紹介いたします。今回紹介するのは、iCleverの「IC-RF03」というBluetoothキーボードです。
IC-RF03の最大の特徴は、なんといってもインパクトが強いこのサイズです。キーボードと聞くとタイプする物理キーがあるため大きなものを想像しますが、このBluetoothキーボードは実測で160×68×12mm程度で、Xperiaをそのまま握っているくらいの小ささです。
本体は樹脂製で、重量も78gと軽く持ち運びは苦になりません。キーボードのデザインは多角形で妙に凝ったデザインで、キートップもよく見ると直線的な長方形ではなく、斜めにカットされた特殊な形をしているものばかり。おそらく小さいがゆえのキートップ面積の確保のためでしょう。
そして、もうひとつの特徴は本体左にあるタッチパッドです。キーボード操作に加えて、マウス操作ができると便利。その下には上下左右のカーソルボタンがあり、両脇のボタンで左右クリック操作までできるようになっています。
実はキーボード本体の奥側の左右にもボタンがあり、両手でグリップしたままで左クリック、右クリックといった操作ができます。本体のオレンジ色に見える部分が目立ちますが、何かしらの物理ボタンがあるわけではなくラバー製の滑り止めでした。
てっきり電池駆動だとばかり思っていましたが、きちんとバッテリーを内蔵しており、microUSBケーブルを接続して充電できます。それでは、Xperiaと接続して使ってみましょう。
本体奥にある電源ボタンをスライドさせると、インジケーターが光ります。「ここまで光量を強くなくてもいいのに」というくらいに光ります。ペアリング作業も一瞬戸惑いました。よく見回してみると、左上にBluetoothのアイコンがあるので、コレをポチっと押した後にXperiaのBluetooth設定からペアリングすると接続できました。
こんなに小さいのにちゃんとバックライトも備わっています。日中や明るいところではまず不要ですが、暗がりの部屋でキートップが見えないという場合には、ライトのアイコンを押すとバックライトが盛大に光るので、これならまずだいじょうぶでしょう。
利用法としてはキーボードということで、タイピングでテキスト入力できること。フリック入力が苦手であればキーボード入力は効率的です。とは言っても、このサイズなのでテーブルに置いて両手でタイピングしようにも、キートップが狭すぎてかなりムリがあります。
そのため、ゲームパッドのように両手に持ちながら、親指でポチポチと押すスタイルが基本となります。キートップの押下感はしっかりあり、ストレスはありません。
なかなかに便利なのが、キーボード上部に配置されたショートカットアイコンです。検索アイコンのボタンを押すとGoogle検索が立ち上がり、そのまま入力して検索できます。音楽を聴く際には再生と一時停止ボタン、送り・戻しボタン、音量アップ・ダウン・消音ボタンを押してコントロールできます。
上下左右のカーソルボタンでアイコンを動かしクリックボタンで決定、エスケープキーでひとつ戻る、ホームボタンですぐにホームに戻るといった操作もできるので便利です。
気になる点はタッチパッドです。というのも「Xperia XZ」で最初使おうとしたところ、タッチパッドを触るとポインターは表示されるものの、タッチでスクロール操作すると動いたり動かなかったりと、挙動がいまいち安定しません。
「Xperia Z4 Tablet」で試すと使えたのでだいじょうぶかと思いきや、「Xperia Z3 Tablet Compact」や「Xperia Z Ultra」は安定しません。安定動作する場合も指の動きに対して機敏に反応とはいかず、期待している部分だったところだけにちょっと残念でした。
このくらいのサイズ感であれば、いつでもXperia用のキーボードとして利用できるほか、ダイレクトに押せるボタンで音楽アプリも操作可能。カメラアプリを起動しておいて遠隔操作でシャッターをきるといったようなリモコン的な使い方も可能です。最大のメリットはスマートフォン並みに小さいサイズなので、Xperiaといっしょに持ち歩くのもいいかもしれませんね。
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