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カード、印鑑、いりません

指紋認証だけで銀行取引できる次世代システムの実証実験

2017年04月20日 09時00分更新

 Liquidは4月19日、千葉銀行と沖電気工業と連携し、印鑑やキャッシュカードを持参することなく、指紋認証で取引体験できる実験を開始すると発表した。

 この実験では、体験版の大規模高速認証技術を使った指紋認証機を銀行に導入する。体験用の口座番号などと指紋を登録することで、手ぶらで取引ができるとしている。

 大規模高速認証はLiquidが、アプリ開発は沖電気工業がそれぞれ担当し、千葉銀行真砂支店で実施する。期間は2017年4月19日から4月26日までと、2017年5月10日から5月31日までの2回を予定している。

 Liquidは画像解析やビックデータ解析を用いた生体認証技術を開発する企業。カードやIDなどの外部情報が必要な既存の生体認証手段ではなく、大規模ユーザー下でも生体情報のみで高速認証できる技術を開発している。同社の技術は総務省による「ICTイノベーション創出チャレンジプログラム(I-Challenge!)」、経済産業省・総務省のIoT推進コンソーシアムにおける「IoT Lab Selection第1回先進的IoTプロジェクト選考会議」のグランプリにも選出されている。

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