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クレーム対応・危機管理に

企業の研修担当者6割が「VR導入」に意欲

2017年04月16日 07時00分更新

VR教育研修導入アンケート

 eラーニング専門ソリューション企業のデジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は、全国の企業の教育研修担当者100人を対象にVRの教育利用の現状と課題についてアンケート調査を実施、その結果をまとめた調査報告書を4月7日に公開した。

 アンケートの結果、「VRを教育研修に導入している」と答えたのはわずか1%だった。しかし、「導入したい」「導入を検討したい」と答えたのは6割を占め、「今後も導入するつもりはない」と答えた17%を大きく上回った。とくに、飲食や宿泊、金融、情報通信業、大企業やeラーニング研修を実施している企業において導入意欲が高い傾向が見られた。

 企業教育におけるVR活用の最大のポイントは、VRの没入感によって実体験に極めて近い体験ができることだ。このことにより、従来の研修では難しかった「経験値」を積むことができる。経験が重要とされつつも、その機械を得にくかったコミュニケーション研修、クレーム対応、危険講習、災害対策、費用がかかる技術習得などにおいて、強みを発揮する。こうしたVRの特徴や効果に対する企業側の期待が読み取れるアンケート結果となった。

 なお、デジタル・ナレッジでは、業種別・従業員数別のクロス分析も掲載しており、詳しいアンケート結果が分かる調査報告書は無料でダウンロードが可能だ。

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