最新の第7世代CPU、最大32GBメモリーに対応可能と、基本機能が大充実
「m-Book F」シリーズでは、Intel Core i3-7100Uや、Core i5-7200Uを採用したモデルを用意している。メモリー容量も4GBから32GBまで選択可能で、ストレージはSSDまたはHDDで容量の選択が行なえるだけでなく両方を搭載した構成も指定できる。
直販価格は6万9800円(税別)からと手頃な価格になっており、基本モデルのパーツ構成のカスタマイズによって、コスト優先から性能優先までユーザーニーズに合わせた購入が可能なモデルだ。選択できないのは外部グラフィックス(ディスクリートGPU)機能くらいで、ほとんどのユーザーにオススメしやすい製品といえるだろう。どうしても外部グラフィックス機能を追加してバリバリの最新3Dゲームを楽しみたいという方は、ゲーミングPCブランド「G-Tune」、クリエイター・エンジニアさんであれば「DAIV」ブランドの製品をチェックするといいだろう。
「m-Book F575SN1-S2」試用機の構成は、Core i7-5700Uに8GBメモリーと、240GB SSDを組み合わせたものだ。グラフィックス機能はCPU統合のインテルHDグラフィックス620を採用。この構成でどれだけの実力があるのか、ベンチマークを行なってみた。
まずは基本的な性能を見るために、Windowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT.exe」(「Windows エクスペリエンス インデックス」)の実行結果を紹介しよう。結果は「プロセッサ」と「メモリ」の値がいずれも「7.6」で、「プライマリハードディスク」が「8」となかなか優秀なスコアが出た。「グラフィックス」も「5.1」と悪くない。ゲーム用グラフィックスについては、WinSAT.exeでは正しく計測できないため、無視して構わないだろう。
PCの総合力をはかる「PCMark 8」
PCの総合力をはかるベンチマークとして「PCMark 8」も実行してみた。これもノートPCとしては非常に良いスコアの「2905」という結果になっており、十分な性能を備えたマシンであることがわかる。表計算ソフトやワープロなど、オフィススイート製品を「m-Book F575SN1-S2」で使うことを考えているなら、注目してほしい結果だ。大きめのデータを読み込んで作業しても、困ることは少ないはず。
グラフィックス性能を計測するベンチマーク「3DMark」
グラフィックス性能を計測するベンチマーク「3DMark」の実行結果は、それほど高いスコアになっていないものの、CPU統合のグラフィックス機能を利用しているモデルとしては妥当なところ。バリバリのゲーマーではないが、息抜きにブラウザーゲームで遊ぶことがあるという程度なら、十分な数値だろう。
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