シャープな印象のスタンダードノートPC
マウスコンピューターの「m-Book F」シリーズは、15.6型のフルHD液晶ディスプレーを搭載したノートPCだ。オフィスや家庭での幅広い利用に応えられるラインアップの中、CPUにIntel Core i7-7500U(2.7GHz)を搭載した実力派モデル「m-Book F575SN1-S2」の試用機を入手した。どのような製品なのかチェックしていこう。
まずは「m-Book F575SN1-S2」の外観をチェックしよう。本体カラーはマットブラックで、マウスコンピューターのノートPCとしてはスタンダードなカラーだ。派手さはないが、さらさらとした手触りで指紋の跡やホコリが目立ちにくい。
「m-Book F575SN1-S2」本体のデザインは、直線的でシャープな印象となっている。角が尖っているというわけではないのだが、最小限の径で丸められているだけで、トップカバーにも柔らかな曲線はほとんどない。本体サイズは幅377×奥行き259×高さ24.2mmと決して小さくはないのだが、見た目の印象ではもっと薄型に感じられた。
「m-Book F575SN1-S2」の重量は約2.2kg。15.6型ディスプレー搭載モデルということもあり、基本的にはほぼ据え置きで利用するイメージだろう。ただし、自分のデスクから会議室への移動、あるいは個人であればリビングに持ち運ぶといった、いわゆる"屋内モバイル"にも使いやすいはずだ。
ノングレア液晶ディスプレーとテンキー付きキーボードで快適作業!
「m-Book F575SN1-S2」は、液晶ディスプレーとして表面に光沢のないノングレアタイプを採用している。映り込みやギラつきがないおかげで、長時間利用しても目が疲れにくい。光沢のあるグレアタイプが苦手な人にはうれしいポイントだ。ディスプレー解像度もしっかりフルHDで広く使えるため、ビジネスでのドキュメント作成なども快適に行なえる。グレアタイプに比べれば色鮮やかさはソフトになるが、輝度を高めにすれば表示は十分な見栄えであり、動画鑑賞などにも不自由はない。
キーボードはアイソレーションタイプで、テンキー付きのものを採用している。キーピッチは約18mmで、フルサイズよりは若干狭くなっているものの、使っていて気になるほどではない。キーストロークは約1.8mmと十分な深さで、きちんと押し込んだ手応えがある。配列に大きな変形はなく、軽いタッチで軽快な入力ができるキーボードだった。タッチパッドはボタン分離型のものが搭載されている。
「m-Book F575SN1-S2」は、長時間利用が苦にならない液晶ディスプレーと、テンキー付きキーボードということで、オフィスでの利用を考えている人にも使いやすいマシンといえそうだ。
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