週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

イマーシブサラウンド・HDR・DSDなどに対応

次世代規格を網羅するオンキヨーAVレシーバーのスタンダードモデル

2017年04月14日 09時35分更新

次世代規格を網羅するオンキヨーのスタンダードモデル

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは4月13日、オンキヨーブランドのAVレシーバー「TX-NR676E(B)」を発表した。発売予定は4月下旬で、希望小売価格は9万円(税抜)。

 「DTS:X」「Dolby Atmos」といったイマーシブサラウンドや輝度を拡張するHDR信号などのパススルーといったAV機能に対応したほか、ハイレゾ音源の再生や「radiko.jp」などのオーディオ機能、Wi-FiやBluetoothなどの無線機能などに対応する。


イマーシブサラウンドにHDR、充実のAV機能

 AV面ではまず、5.2.2chによるDTS:X・Dolby Atmosといったイマーシブサラウンドのデコードに対応。付属の測定マイクでスピーカー数や視聴位置からの距離、低域、クロスオーバー周波数などを測定して自動補正をかける「AccuEQ Room Calibration」を搭載する。また、Dolby Atmos対応スピーカーによる天井からの反射音と直射音との間に生じる時間的位相ズレを補正し、聴感上の違和感を取り除く「AccuReflex」にも対応する。

 HDMIは全端子がHDCP 2.2準拠。背面6系統はDolby VisionやHDR10といったHDR信号、BT.2020色域信号がパススルー伝送できる。


ハイレゾだけでなくステレオの品質にも重視

 オーディオ面においては、先モデルに引き続き384kHz/32bitのスペックを持つ旭化成エレクトロニクス(AKM)の「AK4458」DACを採用。DSD5.6 MHz・PCM 192kHz/24bitまでのハイレゾ音源が再生できる。ファイル形式としてはWAV・AIFFの非圧縮ファイルはもちろん、可逆圧縮のFLAC・Apple Lossless・Dolby TrueHDファイルのほか、MP3・AACといった非可逆圧縮ファイルに対応する。

 アンプにはコンデンサーなどの電子部品で構成したディスクリート回路を使用するほか、スピーカーユニットを力強く駆動するために大型電源トランスや大容量コンデンサーを採用。瞬時電流供給能力を高め、10Hzから100kHzの広帯域再生周波数特性を持つ。さらにフロント2chには、D/A変換時に発生するパルス性ノイズを低減する独自開発フィルター回路「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」を搭載するほか、位相ズレを防ぐために音の減衰ポイントをリスニング音域より高い位置に設定している。

 適応するスピーカーのインピーダンスは4Ω~16Ωで、フロント2chはバイアンプ接続も可能。


インターネットラジオやホームネットワークなどにも抜かりなし

 ネットワーク機能では5GHz/2.4GHzのWi-FiとBluetooth無線に対応。DLNAによるハイレゾ再生のほか、「Onkyo Controller」を使った操作もできる。また、「radiko.jp」やインターネットラジオ「TuneIn」、「AirPlay」などに対応し、「Chromecast」についてもファームウェアアップデートによる対応を予定しているという。ワイドFM対応のFM/AMハードウェアチューナーも搭載する。

 主な仕様は以下のとおり。

TX-NR676E(B)
定格出力(各チャンネル) 100W(8Ω、20Hz~20kHz、全高調波歪率0.08%以下、2ch駆動、JEITA)
実用最大出力(各チャンネル) 190W(6Ω、1ch駆動、JEITA)
周波数特性 10Hz~100kHz(+1dB、-3dB、Directモード)
HDMI端子 入力:7、出力:2
映像入力端子 入力:コンポジット×2、コンポーネント×2
音声入力端子 デジタル×3(光×2、同軸×1)、アナログ×8(PHONO×1、フロントステレオミニ×1 を含む)
音声出力端子 アナログ×1(ZONE 2)、ヘッドフォン×1、サブウーファー×2
USB 入力端子 1(リア)
LAN 端子 1(リア)
最大外形寸法 幅435×奥行き378×高さ173.5mm
質量 10.0 kg
付属品 リモコン(RC-911R)、電源コード、測定用マイク、AM 室内アンテナ、FM 室内アンテナ

リアパネル。HDMI出力は2系統用意される。アナログは近年の流れに従って減少傾向

付属リモコン

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう