魅惑のXperia周辺機器

Bluetooth携帯リモコンはXperiaで便利に使える？：Xperia周辺機器

2017年04月16日 10時00分更新

文● 君国泰将　編集●南田ゴウ

　Xperiaから離れて操作したい場合、Bluetooth接続のマウスが重宝します。ただし、さすがに外出先では使いづらいため何かおもしろいグッズはないかと探していたところ「Bluetooth携帯リモコン」なるものを発見しました。

　このアイテムの最大の利点は、最近スマートフォンに装着するタイプのVRゴーグルが増えていることもあり、VRゴーグルを装着したままXperiaが操作できるところです。

　ほかにもセットトップボックスやPCなど、Bluetooth接続できる機器は多いため活用範囲は広そうですが、実際に使ってみると思った通りに操作できないことも多そうなガジェットなので、今回はテストとして使ってみました。

　リモコンの大きさは約130×33×44mmと片手にすっぽりと収まるサイズで、グリップ感もなかなか良い感じです。全体はゴムのような材質でボタンは樹脂製、重量も約45.5gと軽量です。

　電源はバッテリーではなく底面のフタを開けて単4電池を入れて使います。公称値の待機時間は300時間。どういった利用シーンを想定しているかわかりませんが、電池を入れっぱなしでいざ使う際に電池切れ、というお約束のパターンにならないよう、しばらく使わない場合は電池を外しておいたほうが良いかもしれません。

　電源ボタンを押すとブルーのLEDが点滅するので、XperiaのBluetooth設定からペアリングすれば簡単に接続できます。さて、さっそく使ってみましょう。

　どうやらこのBluetooothリモコンは、モード切り替えで@ボタン＋Aボタンで「音楽・動画モード」、@＋Bボタンで「ゲームモード（横持ち用）」、@＋Cボタンで「ゲームモード（縦持ち用）」、@＋Dボタンで「マウスモード」の4パターンがあるようです。

　@＋Aボタンで「音楽・動画モード」で使ってみると、Aボタンで再生と一時停止、Cボタンで音量ダウン、Dボタンで音量アップ、Bボタンで戻ると連動します。スティックの上下で楽曲（動画）の送り／戻し、左右で早送り／早戻しに対応しているようです。

　@＋B／Cボタンで「ゲームモード」の横持ち用、縦持ち用のいずれかになります。最初はゲームモードの意味が理解できませんでしたが、スティックの上下左右でひとつずつアイコンのカーソルを動かし、Cボタンで実行（決定）で、Aボタンで戻るといった操作ができるモードのようです。スティック操作がXperiaのヨコ画面用か、タテ画面用かを選べるよう感じです。

　@＋Dボタンで「マウスモード」にすると、Xperiaのディスプレーにマウスカーソルが表示されます。いわゆるマウス操作している状態と同じです。今度はAボタンが実行（決定）で、Bボタンで戻るという操作になります。

　音楽を聴く際には@＋Aボタンで「音楽・動画モード」で使いつつ、それだけではアルバム内の曲しか操作できないため、@＋B／Cボタンで「ゲームモード」に切り替えてカーソル操作をして、別のアルバムやアーティストを選んだりといった具合に使ってみると、そこそこ思い通りに使えました。

　写真撮影時は@＋Cボタンで「自撮りモード」にもなると記載されていたのでやってみました。確かにボタン操作でシャッターは切れたのですが、それ以外はまったく反応なし。それだけでも集合写真には十分活用できそうですが、ここで@＋Dボタンで「マウスモード」にすると、Cボタンでズームイン、Dボタンでズームアウトと操作可能。マウスポインターでピント位置を合わせてシャッターを切ることができました。

　使っているとどのボタンが何かというのを忘れてしまうので、しっかり覚えておいたほうが……という以前に、解説書があまりアテにならないというか、書いてある挙動と違うところがチラホラと見受けられます。

　このため、筆者がリモコンの操作とボタンの組み合わせをこの記事で紹介しても、もしかすると同じBluetoothリモコンでもボタン操作のふるまいが異なる可能性もあります。今回の解説は参考程度にしておき、実際にBluetoothリモコンを操作した挙動をメモするほうがいいかもしれませんね。