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「本当は男性に聞いてほしい」本音トークが展開

JAWS DAYSで聞いたIT業界で働く女性の結婚、出産、育児

「#PTAやめたの私だ」タグがSNSで話題になっていますが

山崎:次のお題はこちらです。「#PTAやめたの私だ」

高田:来ました。私のターン!ですね。下の子のときに小学校でPTA役員をやっていました。最初の保護者会で役員決めするときの「決まらないと帰れない」っていうあの時間が嫌いなんです。それで「じゃあ、私やります!」って。シングルマザーでしたけど、他にもシングルマザーの役員さんはいました。そもそもPTAって任意団体なんだから、時代に合っていなければ変えていけばいいんです。「なんでやってんの?」と外から文句を言うのではなく。

小椋:そうそう、変えていけばいいんだよね。で、そのためには中に入っていかないと。

山崎:面倒くさがっているだけではダメだと。

高田:面倒くさいって言う人は、ほっとけばいいんです。確かに無駄も多いけど、防災訓練とか必要なことも多いですよ。時代に合わせた組織に変えながら、継続させればいいんです。私が役員をやっているときに、下の子が小さいから委員会に参加できないって人がいたので、PTA会費でシッターさんを雇う仕組みを作りました。

小椋:PTAも社内のコミュニティも、人間関係からスタートしています。高田さんはそういうところで人を巻き込んでいく力をがあったんでしょうね。

河合:男女問わず、共通の話題があれば解決策の相談ができます。悩みの共有から、知らなかった改善策も出てくる。PTAも小学生の子供がいるっていう共通トピックがあるから会話になるし、今日のコミュニティもAWSっていう共通トピックがあるからこれだけの人が集まっているんですよね。

サイボウズの河合 真知子さん(左)、NTTコミュニケーションズの高田 美紀さん(右)

山崎:コミュニティに実際に集まった人同士で作った解決策やきっかけを与えたものが、ペイフォワードで受け継がれていくといいですよね。

高田:そうですね。受け継がれていくのを見ると、きっかけづくりをできてよかったなと思うし。私と違って小椋さんや高田さんは制度も考え方もなかった時代に女性の働き方を考えて、小椋さんがバリバリ切り拓いてきた道を河合さんたちが引き継いでいっている気がします。

コミュニティは熱を持ち続けること、継承していくことが大切

山崎:コミュニティに話題が移ったところで、JAWS-UGについても意見を聞きましょう。JAWS-UGに参加する意味ってどこにあると思いますか? 個人的にはJAWS-UGは一方的に教えてもらうだけの勉強会とは違って、互助というか、助け合うために自分も何かを与えることが前提になって回っていると感じているんですが。ギブアンドテイクというよりは、ギブが多い。

小椋:コミュニティって最初の熱い時には拡大しながらうまく回って、年月が経つと冷めて弱まるんですよね。職場で子持ちコミュニティを作ったことがあるんですが、ある程度の成果を出したところで満足してしまって、自然解消してしまいました。時間が経ってもJAWS-UGが冷めないのは、知見を素直に出しているからじゃないかと思います。ギブとテイクの量で言うと、ギブアンドギブアンドテイクみたいな感じ。

山崎:熱がないと継続するのが大変ですよね。個人としては、どこかで熱がなくなったらやめるかもしれないけど、熱は伝播していきます。私がやめるときにも、誰かが注いでくれると思っています。JAWS-UG初心者支部を立ち上げて1年間運営してきましたが、後から入ってきた若い人たちが運営を手伝いたいと言ってくれるようになりました。代替わり後も続いているので、熱を継続していけばいいのかなって。

高田:そうそう。入っていけばいいんです。PTAもそう。文句ばかり言わないで、入っていって!

山崎:最後に参加者に向けて、特に男性に向けて一言ずついただいて締めましょう。

小椋:性別は違っても同じ人間ですから。お互いに戦いながら共に生きていきましょう。

高田:コミュニティや社内制度の話でペイフォワードって言葉が出ましたが、本当にその通りだと思います。「情けは人の為ならず」の精神でいきましょう。

河合:男性にも育児休暇を取る人が増えています。まだの人も、自分に子供ができたらぜひ育児休暇を取ってみてください。可愛い時期はあっという間にすぎていきますので、女性に任せっきりにせず自分ごととして参加すると幸せになれると思いますよ。

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