愛知県森林・林業技術センターとMTGは3月7日、愛知県版「細り表」を作成するとともに、Android向け「細り表アプリ」を開発したと発表。
細り表は、木がどのように細くなるのかを推定する表のこと。樹木は通常、根元から先端に向かって細くなっていく。細り表を利用すれば、スギやヒノキの一定の高さごとの直径がわかり、立木をどのように採材すれば高く販売できるかを検討することができる。
また立木の材積も計算できるため、森林全体でどれぐらいの材積があるのかも推定可能。森林を伐採した場合の森林所有者の収益を簡単に推定できるという。
細り表アプリは、必要情報を入力すれば対象樹木の直径をすぐに確認できるとしている。作成した細り表は以下の3種類。
1.樹高と胸高直径(地上1.2m位置の直径)から推定する細り表
2.胸高直径と樹齢から推定する細り表
3.樹高、樹齢、現地の標高から推定する細り表
2を使用すれば、手間のかかる樹高測定を省略することができ、3を利用すれば、ドローンなどによる広域での樹高データから、森林全体の資源量を簡易に把握することが可能だという。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります