週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

日本のプライベーターが世界に挑む!

グッドスマイルレーシング、スパ・フランコルシャン24時間耐久レースに出場!

2017年04月02日 00時05分更新

あの小林可夢偉がついにドライバーに!
10シーズン記念プロジェクトはスパ24時間耐久レースに参戦!

 SUPER GT参戦10シーズンを迎えるGOODSMILERACING。来週からSUPER GTも開幕だが、その前にビッグニュースが発表された。

 10シーズン記念プロジェクトとして、世界三大耐久レースのひとつ「スパ・フランコルシャン 24時間耐久レース」に、GOODSMILE RACING & TeamUKYOとして参戦するのである。アジアのプライベーターとしてはまだ誰も成し遂げていない優勝を目指し、ベルギーのスパ・フランコルシャンに挑む!

 チーム体制はほぼSUPER GTと変わらないが、これまでGSRの様々なイベントに登場していた小林可夢偉選手が正式にドライバーとしてエントリー! 谷口、片岡、可夢偉というドリームチームで24時間を戦うことになった。

チーム代表はグッドスマイルカンパニーの安藝貴範社長

チーム監督を務めるのは元F1ドライバーの片山右京監督

国内トップクラスの実力者、谷口信輝選手

今年はチームオーナーに監督業もこなすベテラン、片岡龍也選手

F1を経て、現在もトップカテゴリーで戦う小林可夢偉選手

 舞台となるスパ・フランコルシャン24時間耐久レースは、日本ではあまり知名度はないが、1924年から続く伝統のレースであり、現在はヨーロッパで人気のレース「ブランパンGTシリーズ」の一戦として開催される。大会名称は「Total 24Hours of SPA」。

 スパ・フランコルシャンはF1のベルギーGPなどでも使われるサーキットで、突然雨が降ったり止んだりという不安定な天候はスパウェザーと呼ばれる。また、オールージュという名付けられた緩やかなカーブを描く上り坂は、ドライバーの度胸が試される人気のポイントだ。また、ブランパンGTシリーズは世界中のGT3カーが集まるレースで、日本ではなかなか見られないスーパーカーも出場している。各国の自動車メーカーが威信を賭けてワークスチームを送りこんでいることも特徴で、日本も日産がGT-R GT3を走らせている。

気になるカラーリングだが、SUPER GTとは違い、スパ専用の特別デザインになるようだ。ヨーロッパの人たちにレーシングミクはどう見えるのか!? タイヤもピレリのワンメイクのようなので、日本のレースとは違った戦い方になるかもしれない

 これまで日本車が優勝したのはRX-7とスカイラインGT-R(R32)だけ。日本人で優勝しているのは服部尚貴選手のみ。純粋な日本チームの優勝はプライベーターもワークスもないのである。世界の壁はとてつもなく高く、そして分厚い。そんな大舞台にGOODSMILE RACINGが挑むんだから、ワクワクしないワケがない! 表彰台で日の丸を掲げるべく、全力で応援してほしい。

 今回、ドライバーとして参戦する小林可夢偉もコメントを発表しているので紹介しよう。

小林可夢偉選手コメント「まずはグッドスマイルレーシングの世界進出おめでとうございます。その記念すべきレースに、グッドスマイルレーシングのドライバーの一員として参加できるのは大変光栄です。グッドスマイルカンパニー様には2010年なかばからサポートしていただいていますが、これまではイベントに参加できても、レースに出ることはできなかったので、オファーを頂戴したときは「出ます!」と即答しました。スパ・フランコルシャンは大好きなコースですし、おかげさまで最近は耐久レースの戦い方もわかってきたので、チームに貢献できることも多いと思います。このチームでずっとペアを組んでいる谷口選手、片岡選手のおふたりともうまく連携して、チームが表彰台に立てるようベストを尽くします。応援よろしくお願いいたします!」

  2017年「Total 24Hours of SPA」 参戦体制
チーム名 GOODSMILE RACING & TeamUKYO
エントラント代表 安藝貴範
(株式会社グッドスマイルカンパニー 代表)
監督 片山右京
ドライバー 谷口信輝
片岡龍也
小林可夢偉
(グッドスマイル・サポーテッド・ドライバー)
チーフエンジニア 未定
メンテナンス 未定
チームマネージャー 竹沢友美、高橋祥哲
ゼッケン 未定
参戦車両 Mercedes-AMG GT3
車両名 GOODSMILE HATSUNEMIKU AMG
タイヤ Pirelli

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事