週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

スマホ含めて、全法人向けVAIOを試用レポート!!

敢えて法人モデルから「VAIOの魅力」を探ってみる

2017年03月31日 11時50分更新

使い勝手をさらに追求した13インチモデル
VAIO Pro 13 | mk3

 VAIO Pro 11 | mk2(以下Pro 11)より一回り大きい13.3インチタイプのスタンダードノート。オフィスでの利用はもちろん、約1.06kgと軽量なので、外出先に携帯してもストレスなく持ち運べる。ボディーは液晶のハウジングにマグネシウム合金を採用し、負荷のかかりやすいヒンジ部分には、マグネシウム削りだし部品を使用。断面を六角形にした「Hexa-Shell」構造により、満員電車時の加圧にも耐えられる設計になっている。

 バッテリー駆動時間は、公称約9.8~10.5時間と、Pro 11よりは短いが、付属ACアダプターに約1時間接続するだけで、約80%まで復活するため、会社と得意先とを行き来するぶんには十分だ。

 基本的な性能はPro 11と同じだが、より使い勝手を求めた作りになっている。たとえば、アルミパームレストを採用し、机との段差を極力抑えたシャープなデザインにすることで、手のひらや手首にかかる負担を軽減。タッチパッドは、クリックボタンを独立させることで、右クリックやドラッグの操作を確実に行えるようにしている。

↑ボタンが独立しているほうが、ドラッグなどはしやすくありがたい仕様。操作感も滑らかだ。

↑キートップは、Pro11同様に防汚コーティング済み。静音性が高いが、キータッチは1.2mmのストロークがあり、打鍵感はしっかりある。

 シャープなシルエットながらインターフェースは充実していて、VGAに加え、HDMI端子も装備。変換アダプターなしに利用できるのはありがたい。また、USB-Cは非搭載なものの、USB3.0端子は3つ用意されており、左右両サイドに装備されている。

↑右サイドには、VGAとHDMI、有線LAN、USB3.0、イヤホンジャック、SDカードスロットを備える。Pro11に比べて、手前側がかなり絞られたデザインだ。

↑右サイドには電源のほか、USB3.0が2つ備わっている。普段使いなら排熱口からファン音は聞こえずとても静か。

 セキュリティー面はPro 11と共通で、独立して機能する専用チップTPM(Trusted Platform Module)を搭載。ストレージに暗号キーを保存することなく、強固なセキュリティー環境を実現できる。さらに、覗き見防止用のプライバシーフィルターが同梱されており、法人専用ならではの気遣いもVAIOならではだ。

 Pro 13にするかPro 11にするか悩みどころだが、LTE内蔵したPro 11は、外出の多い営業タイプに、Pro 13はオフィスを中心に会議や得意先へ持ち運んでプレゼンするような人にオススメしたい。

「VAIO Pro 13 | mk3」の主なスペック
OS Windows 10 Pro/Home/7 Professional
CPU Core i3(2.3GHz)/i5(2.3GHz)/i7(2.5GHz)
グラフィックス Intel HD Graphics 520(CPU内蔵)
ディスプレー 13.3インチ液晶(1920×1080ドット)
ストレージ(SSD) 128/256 Serial ATA (6 Gb/s)、
128/256/512GB PCI Express x 4 (32Gb/s)
メモリー 4/8/16GB(オンボード増設不可)
Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac
カメラ 92万画素 インカメラ
インターフェース USB 3.0×2、USB Type-C/Thunderbolt 3兼用×1、Gbit Ethernet、VGA、3.5mm音声出力ジャック、SDスロット
駆動時間 最大約9.8~10.5時間(Windows 10の場合)
サイズ 約322 mm x 216.5 x 17.9 mm
重量 1.06~1.19kg
価格 16万7184円から
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事