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堅牢性を高めつつ価格を抑えたRyzen対応モデル

ASRock AMD B350チップセット搭載のマザーボード「AB350M-HDV」の取り扱いを開始

2017年03月27日 21時25分更新

 CFD販売は3月27日に、ASRockのマザーボード「AB350M-HDV」の取り扱いを開始すると発表した。店頭想定売価は9000円前後(税別)で、発売は4月5日を予定している。

 AB350M-HDVはAMDの新CPU「Ryzen」シリーズのSocket AM4に対応するMicroATXサイズのマザーボード。搭載チップセットはAMD B350で、メモリスロットはデュアルチャネル対応のDDR4 DIMMが2スロットで、メモリの最大容量は32GB。PCI Expressは3.0 x16と2.0 x1がそれぞれ1スロットずつ用意されている。電源設計が7フェーズのデジタルパルス幅変調方式となっており、CPUへの電圧供給を効率化するとともにマザーボードの安定性を大幅に向上させた。なおTDP65WまでのCPUに対応する。

 ストレージ関連のインターフェースは最大32Gb/sのPCIe Gen3 x4 ウルトラ M.2が1スロットと、SATA3 6.0 Gb/sが4スロット。M.2スロットはASRock の U.2 キットと互換性があり、U.2 PCIe Gen3 x4 SSDが使用できる。SATAはRAID (RAID 0、1、10)に加えてNCQとAHCIおよびホットプラグをサポートする。

 基盤には高密度ガラス繊維 PCB 設計が用いられて湿度によるショートの危険性を低減させたほか、固体コンデンサの採用で安定化と長寿命化を果たした。オーディオ周りには低ノイズのELNA 製オーディオコンデンサが採用されている。

 AシリーズAPUをインストールした際には4K x 2Kの解像度に対応し、オンボードの映像出力で最大3つのディスプレーインターフェースを同時に使用できる。

 また、発表済みのマザーボード「AB350M Pro4」の発売日が4月5日予定に変更となったことも同時にアナウンスされた。店頭予想価格は税別1万円前後。

AB350M Pro4。AB350M-HDVと比較してTDP95WモデルのCPUに対応するなどの違いがある。

 AB350-HDVの主なスペックは次の通り。

主なスペック
製品名 AB350M-HDV
チップセット AMD B350
フォームファクター MicroATX
CPUソケット Socket AM4
メモリインターフェース - デュアルチャネル DDR4-2667/2400/2133 (第7世代 A-Series APUはDDR4-2133まで)
メモリスロット DDR4 DIMMx2
最大メモリ容量 32GB
PCI Express 3.0 x16スロット 1(2.0 x16モード。 第7世代 A-Series APUは2.0 x8モードで動作)
PCI Express 2.0 x1スロット 1
Ultra M.2 1(M Key タイプ2242/2260/2280 SATA3 6.0 Gb/sモジュール、および最大3.0 x4までのM.2 PCIeモジュールに対応。第7世代 A-Series APUは3.0 x2まで。ASRock U.2 Kit 対応)
SATA 3.0 4(RAID0、1、10、NCQ、AHCI、ホットプラグ対応)
USB 3.0 5(うち1ポートは内部ピンヘッダ出力)
USB 2.0 4(うち2ポートは内部ピンヘッダ出力)
GbE LAN Realtek RTL8111GR
オーディオ 7.1 チャンネル HDオーディオ (Realtek ALC887オーディオコーデック、7.1チャンネルサラウンドの使用はHDフロントパネルのオーディオモジュールとオーディオドライバを使用し、マルチチャネルオーディオ機能を有効にする)
HDMI 1(4096x2160 24Hz/3840x2160 30Hz A-Series APUのみ)
DVI-D 1(1920x1200 60Hz A-Series APUのみ)
D-sub 1(2048x1536 60Hz A-Series APUのみ)
市場想定価格(税別) 9000円前後
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