週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

モバイルVR向けアプリ開発用コントローラーを同時販売

ワンダーリーグ、モバイルVR市場への参入支援事業を開始

2017年03月27日 14時40分更新

 モバイルVR向けサービスを提供するワンダーリーグは、急拡大するモバイルVR市場に参入するゲーム会社やアプリベンダー、Unityエンジニアに向けた参入支援事業を開始すると発表した。

提供される開発キット、Vroom

 この事業を始めた背景としては、スマートフォンとコントローラーで楽しむモバイルVRの市場が急拡大していることがある。出荷台数が500万台を超え、VR端末シェアの70%を誇るGear VRを筆頭に、Googleが2016年末に発売したDaydream View、そのほか、Mi VRやHuaweiVRなど中国のスマートフォンメーカー勢など、モバイルVRの市場が世界的に勃興してきている。

 しかし、メーカー主導ゆえにゲームアプリは世界的に不足気味だ。また、プラットフォームごとに異なったSDKを採用していることも、アプリ開発で各プラットフォームに対応するのに手間がかかることからアプリ不足のもう一つの要因となっている。

 こうした背景をうけて、ワンダーリーグは、世界的に急拡大しているコントローラー対応のモバイルVRゲーム市場に向けて、既存の3Dゲームを移植提供する方法、それに加えて、日本の有名なゲームをモバイルVRゲームとしてリメイクするサービスを提供する。具体的には、各プラットフォームの開発環境の差異を埋めて効率よくゲームアプリを開発できるツールを開発し、それを提供する。

 さらに、開発ツールの提供のみならず、リメイクの際の受託開発、申請手続きから英語・中国語のカスタマーサポートまでトータルに対応していく計画だ。

発売する商品

モバイルVRゲーム移植・開発キットVroom
・ソフトウェア 2種
 ① Vroom 統合SDK ② VroomコントローラーSDK
・開発用モーションコントローラー1台

販売方式

・売り切り方式 価格:38万円(SDKは随時アップデート対応を行なう)
・共同事業方式 売上の50%シェア(開発ツールの無償提供だけでなく、マーケット情報から申請代行、カスタマーサポートまで行なう)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります