週間リスキーでも何度か告知をしてきたイベント「めんたいガジェットフェス」が、福岡で開催された。当日は全体で100名を超えるガジェット好きが集まり、セッションおよびタッチアンドトライで盛り上がった。その様子をお送りする。
オープニングで語られたモバイル業界の今後
トリニティはFeliCa搭載の新型スマホを紹介
オープニングセッションは、実行委員会の光瀬誠氏と迎悟氏による「2016年のモバイル業界を振り返りと今後の展開の予測」から。
2016年の業界話題としては、MVNOのなかでもUQ mobileとY! mobileが家電量販店でなぜ売り場拡大しているのかや、FREETEL製SIMフリーWi-Fiルーター「ARIA 2」のWiMAX2+対応問題や、mineoのフリータンク枯渇危機が取り上げられた。
さらにITジャーナリストのAyano*氏を交えてCES 2017、MWC 2017の報告と2017年の動向予想を発表。
光瀬氏は「SIMフリー端末にもおサイフケータイ機能搭載モデルが増えるのでは」、迎氏は「格安スマホではあるけれども、高級モデルとローエンドに別れるのでは」と予測。Ayano*氏は「フロントでもビュティーモードが使えるような端末が増えて欲しい」と願望に近い予測を発表した。
続いて登壇したのは、トリニティの星川哲視社長。同社の取り組みなどを発表したあと、5月発売予定の「NuAns NEO [Reloaded]」を紹介。
カバーを付け替えて楽しめる「Coreシステム」などのコンセプトはそのままで、OSはWindos 10 MobileからAndorid 7.0へと変更。基本スペックもそれぞれ向上している。また、背面カバーもコルクやデニム地など新素材を用いた製品をあわせてリリース予定だ。
2月の製品発表会でアナウンスした情報から大きなアップデートはなかったが、おサイフケータイについて星川氏は「個別の対応サービス名は商標の問題で発表できないが、現状おサイフケータイに対応しているサービスはすべて使える」と話していた。
ASUSはプレゼントありのトークセッション
Galaxyとリスキーでは山根博士が大暴れ
休憩をはさんで午後の部は、ASUSからスタート。Zenシリーズの誕生から、同社のスマートフォンの最新モデル「ZenFone 3」について製品特徴などが解説された。
プレゼンの途中にはクイズもあり、正解者にはZenFone 3やASUS製のバッテリーなどがプレゼントされ、来場者に好評だった。
続いては、サムスン電子ジャパンの糸櫻幹雄氏と携帯研究家の山根康宏氏、アスキー編集部ゆうこばの3人によるトークセッション。Galaxy Note 7のバッテリー問題についての説明から、3月29日にニューヨークで発表となるGalaxy S8であろう次世代モデルについてヒントが提示された。
どうにかこの次世代モデルについて聞き出そうとした山根氏&ゆうこばだったが、肝心なところは不明のまま。糸櫻氏は「みんなが知ってるようなスマートフォンでいいんですか?」と語り、これまでとは一線を画す製品に仕上がっている自信はあるようだ。
トークセッションの最後は、週間リスキー出張版ということで、山根氏と編集部ゆうこばが登壇。このセッションのみ中継も行なわれず、SNSなどへの投稿も基本禁止のオフレコ指定。来場者限定が知ることができる秘密のセッションとなった。
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