自炊する人にとっては、近所のスーパーの割引情報は見逃せない。集客の目玉にするくらいでもあり、実際お得だからだ。普通は新聞の折り込みをチェックする程度だろう。しかし、スーパーを利用する人におすすめのスタートアップ発アプリがある。今回は、近所にあるスーパーのセール情報をまとめてチェックできる「トクバイ」を体験してみた。
トクバイ | |||
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プラットホーム | アプリ | 企業名 | 株式会社トクバイ |
代表取締役 | 沖本裕一郎 | 設立 | 2016年7月 |
取引形態 | BtoC | 利用料金 | 無料 |
クックパッドの新規事業から分社化して生まれた「トクバイ」
筆者は外食がメインだったのだが、先月末から1ヵ月間の集中ダイエットにチャレンジ(本連載「スタートアップDive!」の仕事として)しており、自宅で食事をすることになった。炭水化物を抑え、タンパク質を多めにするというものだ。そのため、近所のスーパーマーケットにちょくちょく行くようになった。しかし、男の買い物はダメダメ。欲しいと思ったモノを片っ端から買い物かごに入れてしまい、外食よりも高く付く羽目になっている。それを家族からも指摘されており、賢く商品を選ぶようになった。
そこで気になったのがセール情報。普段と比べると格段に安く販売されることがある。チラシなどを読む習慣はないので、その場の運任せだったが、スタートアップ業界の調査をしていたところ、面白い企業・サービスを発見した。
株式会社トクバイがリリースした「トクバイ」は、スーパーのセール情報をチェックできるアプリだ。2016年7月に創業したのだが、それにしては掲載店舗数が2万6000店を超えているなどサービスの充実度がすごい。実は、トクバイはクックパッドから分社化し、スタートした会社なのだ。クックパッドは、2013年に「クックパッド特売情報」サービスを始めた。登録したお店のセール情報をチェックできるのがウリで、2016年末には、ユーザー数600万人以上となっている。事業をそのまま引き継いだので、スタートは順調のようだ。
少人数でのスタートながら、開発スピードはなかなかのもの。2016年7月に株式会社トクバイを設立し、すぐにAndroidアプリをリリース。続けて、翌8月にはiOSアプリをリリースしている。もちろん、ユーザーは無料で利用できる。
早速、アプリを起動してみよう。最初に、利用する店を登録する。以前の「クックパッド特売情報」のユーザーであれば、クックパッドから引き継ぐこともできる。郵便番号を入れると、近くのスーパーマーケットやドラッグストアの一覧が表示される。フォローするお店を選んで、下のボタンを押せばいい。続けて、通知機能をオンにし、チュートリアルを確認すれば準備完了。その日のセール情報が表示される。
配信されたセール情報でおトクに買い物ができる!
トップページには、日付や天気などに加え、「今日掲載があるお店」が表示されている。時々行く駅前のスーパーの名前を見つけたのでタップすると、チラシが表示された。画像は拡大表示でき、内容を読むことができる。
当日は、魚河岸祭りが行なわれているというので、早速行ってみることに。特売日かつ夕方だからか、スーパーは大混雑。魚コーナーに行くと、目当てのぶりを発見。切り身をゲットし、続くは、ぶりしゃぶ用のパックだが見つからない。時間が遅く、売り切れてしまったようだ。やはり、こういうセール情報は前日にチェックしておくべきなのだろう。魚だけでなく、肉や調味料のセール情報もチェックし、セール品だけをゲット。その日の夕食は、ちょっと豪華に、かつ安く済ませることができた。
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