「エントリー機でしょ」とはあなどれない豊富な機能を搭載
独自機能豊富な約1万5000円の最新SIMフリースマホ「Tommy」をチェック
新生活に用意しなくてはいけないもの多々ありますが、どうしても避けては通れないのがそれらに支払う「お金」です。
新しく買うスマホも当然、なるべく安く、でも失敗しないように買い物をしたいものです。そこで、今回は実売価格1万5000円前後と格安ながらある程度は使えるスペックとなっているWikoの新型スマホ「Tommy」をご紹介します
エントリーモデルのハードルをいい意味で上げたTommy
2月に発売されたばかりの「Tommy」ですが、まずはスペックをおさらいしてみましょう。ディスプレーは5型HD解像度(720×1280ドット)、CPUはSnapdragon 210(1.3GHz、クアッドコア)、メモリーは2GB、ストレージは16GB、OSはAndroid 6.0となっています。
Wiko「Tommy」の主なスペック | |
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ディスプレー | 5型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約71.5×145.9×8.9mm |
重量 | 約145g |
CPU | Snapdragon 210 1.3GHz(クアッドコア) |
メモリー | 2GB |
ストレージ | 16GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 6.0 |
対応バンド | LTE:1/3/8/18/19 W-CDMA:1/19 4バンドGSM |
カメラ画素数 | リア:800万画素/イン:500万画素 |
バッテリー容量 | 2500mAh |
SIM形状 | microSIM×2 |
カラバリ | ブリーン、フラッシュレッド、トゥルーブラック(クールグレイ、サンイエロー、ホットピンクは今後予定) |
値段相応のエントリーモデルといった構成ですが、実際に触ってみた様子は意外と快適。ひと昔前は1〜2万円台のエントリーモデルは、ホーム画面をいじるだけでもカクついてしまったものですが、Tommyではハイエンド機ほどではないものの、ヌルヌルと描画します。
ディスプレーの発色も悪くはなく、撮影した写真やネットの動画を手軽に観るだけなら十分に満足できます。
また、インターフェース面も一般的。micro USBやイヤホンジャックはもちろん搭載。SIMは裏ブタを外して2枚のmicro SIMを装着できますが、4G・3Gでの通信時では、もう一方は2Gでの通信となるとため、国内ではひとまず1枚入れて使うことになります。
また、micro SDは公称値で最大64GBまでサポート。本体のストレージ容量が16GBとやや心許ないので、写真を多めに撮るという方は、ぜひ追加しておきましょう。
意外に遊べる独自機能やカメラ機能
Tommyは、若者向け端末と言うことで買いやすく、そしてポップな色合いを採用し、グローバルでも販売されています。それゆえか、ソフトウェア面はところどころに遊び心が垣間見える仕様になっています。
たとえば、カメラ機能。スペックは背面が800万画素、正面が500万画素とやはりそこまで高くはありませんが、Twitterなどにサクッとあげる分には問題ない程度。
しかし、ほかのスマホにはないオリジナルのフレーム撮影が用意されているため、SNSで盛り上げるのにはちょうどいいです。
また、カメラ機能だけでなく、ユーティリティーの部分でも独自機能を実装。そのうちの「スマートジェスチャー」機能は、画面左上から中央へスワイプして描画画面を呼び出し、その描画画面に特定の文字を書けば、その文字に応じたアプリを起動できます。
たとえば、「M」と書けば音楽アプリを起動するなど、いくつかのジェスチャーはすでに設定されていますが、自分独自のジェスチャーとアプリの組み合わせも追加できるようになっています。
また、友だちに地図を絵として共有したり、アプリの使い方を聞きたいときに便利なスクリーンショットの撮り方もひと味違います。一般的なAndroid端末では電源キー+音量下キーを同時押しですが、この同時押しのタイミングが難しい場合があるようです。一方、Tommyでは3本指で画面を下から上にスワイプすれば、その場で撮影可能。その後は、画面上に共有アイコンが表れるので、すぐにLINEなどのアプリで送信できます。
格安の割りには機能が豊富
SNSやメッセンジャーメインであればオススメ
スペック的に、3Dグラフィックを使うような処理が重くなるものや、ディスプレーなどのレスポンス速度が命運をわけるリズムゲームなどは向かないものの、前述のとおりSNSやメッセンジャー程度での利用であればまったく問題ないレベルです。
また、Wikoはフランスなどヨーロッパで、その価格とデザインで人を集めてきたブランド。樹脂製ですが触っていて気持ちのいい質感(カラーバリエーションによっては革風のシボ仕上げ)も魅力のひとつです。
現在、日本では6色中3色、ブリーン(「ブルー」と「グリーン」をあわせた造語)、フラッシュレッド、トゥルーブラックが展開中。しかし、電池カバーは前述の通り外せるので、いま買って、電池カバーだけ手に入れれば自由に着せ替えることでもできる可能性があります。
お財布事情的に「スマホの価格は抑えたいけど、使えるモノが欲しい!」という方は、ぜひWikoのTommyを検討してみてください。
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