2年契約のような長期の縛りは少ないが
短期の解約には解除料が必要なケースも
2年契約がほぼ前提になっているキャリアのプランと異なり、いわゆる“縛り”が緩めなのも格安SIMの魅力です。ただし、MNPで転々と移動していくのを防ぐために、半年または1年以下で解約する場合に解除料を設定しているサービスが多くなっています。また解約には制限がないものの、一定期間以内でのMNPでの転出には転出手数料を高めに設定しているものもあります。そのため、契約した格安SIMのサービスが満足できない場合でも、すぐに他サービスに移行できるわけではない点には注意が必要です。
なお、データSIMの場合は“縛り”はないか、期間が短いサービスが大半です。また契約時に端末を割引購入した場合は、通常とは異なる契約内容になっているケースもあるので確認が必要です。
特徴的なサービスを用意する格安SIMもあり!
SNSがノーカンのLINE、YouTube見放題のBIGLOBE
競争が激しく、まず料金に注目が集まりやすい格安SIMだからこそ、特徴的なサービスで差別化を図る動きもでてきています。
たとえばLINEモバイルの「LINEフリープラン」は、データSIMは税抜月500円(音声SIMは税抜月1200円)という低料金で、通信量は月1GBながら、LINE上の通話、トーク、タイムライン、画像や動画の送受信は通信量にカウントされずに使えます。スマホの利用はほぼLINEのみという人に適した存在です。
同じLINEモバイルの「コミュニケーションフリープラン」(月3GBの音声SIMで税抜月1690円)ではLINEに加えて、Twitter、Facebook、Instagramの主要機能も同様に通信量はカウントされません。SNSが使い放題という意味では、FREETELも同種のサービスを展開しています。
動画を一杯見たいという人には、BIGLOBE SIMの「エンタメフリー・オプション」に注目です。これはBIGLOBE SIMの月6GB以上のプランに追加できるオプション(音声SIMの場合、オプション料金は税抜月480円)で、YouTube、AbemaTV、Google Play Music、Apple Music(音楽のみ)、Spotifyの各サービスがやはり通信量にカウントされないというものです。さらに、対応サービスは今後も追加予定とのことです。
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今回の記事やASCII.jpの連載を参考に、自分に適した格安SIMをぜひ見つけて、料金を節約しつつ、スマホライフを楽しんでください。
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