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1967年までさかのぼる多様なコンサートのライブ映像と録音データを保存/提供

1万7000時間超のモントルー・ジャス・フェスティバルの記録映像をWDクラウドストレージに保存

2017年03月09日 21時03分更新

 ウエスタンデジタルは3月7日(現地時間)、スイス連邦工科大学ローザンヌ校が、1万7000時間を超えるモントルー・ジャス・フェスティバルのライブ音楽、動画、データを保存するために同社の「HGSTアクティブアーカイブシステム」を採用したと発表した。

 モントルー・ジャズ・デジタル・プロジェクトの一環として、1967年までさかのぼる多様なコンサートのライブ映像と録音データをHGSTアクティブアーカイブシステムに保存し提供する。

 5000回を超えるコンサートの、1万1000時間の動画と6000時間の音声を18種類のメディア形式で保存した。マーヴィン・ゲイ、エラ・フィッツジェラルド、B.B.キング、ジョニー・キャッシュ、ディープ・パープル、エリック・クラプトンなど名高い演奏を記録している。このコレクションは、50年間におよぶ音楽と動画のアーカイブが評価され2013年にユネスコの「世界の記憶」に登録されている。

 HGSTアクティブアーカイブシステムは、Amazon S3(R)準拠のスケールアウト型オブジェクトストレージシステムだ。EPFLは現在、3ペタバイトのデータを保存しており今後5年間で30%拡張する予定。また、強力なデータ自動修復機能(Erasure Cording)を利用して地理的に3ヵ所に分散設置し、モントルー・ジャズ・フェスティバルのフィルム全体をアーカイブし、データセンターの障害発生時にも場所を問わず継続的にデータにアクセスができるとしている。

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