Q5 格安SIM、格安スマホはどこに行ったら手に入るの?
A5 以前はネット中心でしたが、最近は大手量販店での取り扱いやリアル店舗も増えています。
ドコモやauのケータイを使っていた時代は、キャリアショップで端末を買っていたという人も多いでしょう。一方、格安SIMはネットでの申し込みが中心です。
申し込みの際は、必要事項の入力のほか、本人確認書類(運転免許証などをスマホで撮影して写真をアップロードする)、MNPで契約する場合はその予約番号(今契約しているキャリアに電話をして取得する)などが必要になります。
なお、ネットで申し込むと、SIMが到着するまで数日間使えなくなるのでは? と心配する方もいらっしゃるかもしれませんが、今はSIMの到着後にユーザーが自分で手続きする方法が用意されており、2時間程度で切替が行なわれます。
また、家電量販店で格安SIM、格安スマホを取り扱うケースも増えてきました。これらの店舗では、実際の端末を手に取って試せるほか、SIMや端末をその場で契約/購入して、持ち帰ることが可能です。さらにはまだまだ都市部中心ですが、格安SIMでも自社ブランドの店舗を用意し、購入の相談や契約に対応する例も増えてきています。
Q6 端末はどうやって入手すればいい? そもそもどのスマホが格安SIMで使える?
A6 詳しくない人はSIMとセットで購入&2~3万円台の価格帯がオススメ!
格安SIMで使えるスマホとして、一番わかりやすいのがSIMフリー機、SIMフリースマホと呼ばれるものになります。SIMフリー機はキャリアを選ばずに利用できる端末のことを指し、パソコンのように端末メーカー自身から販売されています。
SIMフリー機のほぼすべてがドコモのネットワークに対応しており(同時にauやソフトバンクのネットワークに対応するものもある)、ドコモのネットワークを用いて提供している格安SIMで利用可能です(一部の格安SIMのみauやソフトバンクのネットワークを用いる)。SIMフリー機の購入後はスマホにSIMを挿し、APNと呼ばれる設定を行なえば通信が可能になります。
ただ、どのスマホなら使えるかよくわからない、設定ができるか心配だという人は、格安SIMのサービスが用意している端末を契約時にセットで購入することをお勧めします。セット購入で若干割引されるケースがありますし、確実に通信できるのはもちろん、あらかじめ設定がなされていたり、マニュアルがあるなど、心配がなくなるためです。
価格帯では2~3万円台の端末がオススメです。このクラスでも十分な性能を持っており、キャリアのスマホからの移行でも不満無く使えることができます。詳しくは以下のSIMフリースマホ特集などを参考にしてください。
●2017年も注目はSIMフリースマホ! 人気端末全カタログ
また、ドコモのネットワークを使っている格安SIMの場合、ドコモが販売したスマホ(iPhoneを含む)も基本的に利用可能です。SIMを差し替えて、設定を変更するだけで通信できますが、ドコモ向けに作られたアプリや機能の一部は使えないことがあるので注意が必要です。
さらにiPhone 6s以降(iPhone SE以降)のiPhoneでは、auやソフトバンクが販売した端末でも、SIMロックを解除することで格安SIMでも使えます。Androidでも最近の端末であれば、SIMロックを解除すれば同様に通信自体は可能ですが、対応周波数など複雑な問題も発生するため、ユーザー自身がいろいろと勉強する必要があります。
文章が長くなってきましたが、いずれにせよ格安SIM初心者向けのASCII編集部のオススメは「MVNOがセット販売している2~3万円台の端末」ということになります。
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