マウスコンピューターの「LUV MACHINES Slim」は、柔軟なカスタマイズに対応するスリムタイプのデスクトップだ。下はCeleron G3930から最上位のCore i7-7700KまでCPUごとに異なるモデルが用意されており、それぞれメモリー容量やストレージ構成を自由に選ぶことができる。モデルによって選択できるオプションが異なるものの、思いどおりの構成に仕上げられるはずだ。
そこで今回はCPUにCore i7-7700Kを搭載した「LM-iHS320X-SH2」のベンチマーク結果を交えながら、実際にどれだけのパフォーマンスを発揮できるのかについてお届けする。
Core i7-7700K搭載で非常に高いパフォーマンス
今回のテストに使った試用機のスペックは、以下の表のとおり。CPUはオーバークロックに対応する第7世代のCore i7-7700K。「LUV MACHINES Slim」シリーズのなかではこの構成が最上位モデルとなるが、オプションを使いすることでさらなるパワーアップが可能だ。
試用機の主な仕様 | |
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CPU | CPU Core i7-7700K |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 240GB SSD+2TB HDD |
グラフィックス | Intel HD Graphocs 630(CPU内蔵) |
CPUの計算性能を計測する「CINEBENCH R15」
CPUの計算性能を計測する「CINEBENCH R15」では、マルチコア性能を表わす「CPU」で「960cb」と非常に高いスコアを叩き出した。筆者がこれまで計測してきた範囲では、Core i7-6700K(オーバークロックなし)で880cb前後が上限だったので、Kaby Lake世代では10%程度性能が向上していることになる。「PassMark PerformanceTest 8.0」の「CPU Mark」のスコアも非常に高い。このスリムなPCが筆者所有のミニタワーよりもCPU性能に優れると考えると、少々複雑な気分だ。
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」
ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark」では、SATA接続のSSD/HDDとしては妥当な結果となった。HDDが標準(100MB/秒)よりもやや速いといったところだろう。SSDは容量が大きくなるほどアクセス速度が高速化する傾向にあるので、予算が許すならより大容量のものを選びたい。
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