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Gioneeが発表のダブルレンズ+イン20メガの最強セルフィー機「A1 Plus」に注目!

2017年03月04日 12時00分更新

 スマートフォンのカメラの高性能化が進む中、中国の中堅メーカーGionee(ジオニー)は、MWC 2017でカメラ機能を大幅に強化したスマートフォン「A1」「A1 Plus」の2機種を発表しました。どちらも大手メーカーのカメラ強化スマートフォンに負けないほどの高性能カメラを搭載しています。

中堅メーカーGioneeがMWC 2017で新製品を発表。カメラとバッテリーに特徴をもつ2端末が登場した

 A1とA1 Plusは「Super Selfie、Super Battery」をうたい文句にするGioneeのフラグシップモデル。セルフィーを強調するだけあって、A1 Plusは2000万画素、A1は1600万画素のフロントカメラを搭載。加えてA1 Plusはフロントにフラッシュも搭載。柔らかいライティング効果で、室内でも自然光に近い顔色での撮影が可能とのこと。いわゆる美顔モード備えており、女性ユーザーを意識した作りになっています。

A1 Plusはインカメラ2000万画素。フラッシュも備え室内でも明るいセルフィーが可能

 A1 Plusのターゲットユーザーは女性だけではありません。リア側には1300万画素と500万画素と2つのカメラを搭載。これにより、リアルタイムにボケを調整することが可能。味わいのある写真撮影を楽しみたいユーザーにもアピールする製品なのです。スマートフォンのカメラのボケ機能はすっかり今のトレンドになっていますね。

リアのデュアルカメラでボケを自在にコントロールできる

 優れたカメラ性能に加え、A1 Plusは4550mAh、A1は4100mAhの大型バッテリーを搭載しています。Gioneeのスマホはこれまでも大容量バッテリー搭載モデルが多く、A1 PlusとA1もその伝統を引き継いでいるわけです。さらにA1 Plusはデュアルチャージチップを搭載しており、通常の倍の速さで充電が可能。満充電までの時間はわずか2時間とのこと。

歴代のGioneeのスマートフォンは大容量バッテリーを搭載してきた

 A1 Plusの主なスペックはMediaTek Helio P25(2.5GHz+1.4GHz、オクタコア)、メモリー4GB、ストレージ64GB、6型フルHD(1080×1920ドット)ディスプレー。価格は499ユーロ(約6万円)。A1の主なスペックはMediaTek Helio X10(2.0GHz+1.0GHz、オクタコア)、メモリー4GB、ストレージ64GB、5.5型フルHDディスプレー。価格は349ユーロ(約4万2000円)とのこと。

前後ともカメラを強化したA1 Plus。ディスプレー下部に指紋認証センサーを搭載

リアカメラは1300万画素+500万画素。カメラ下はGioneeのロゴマーク

 A1 Plusのカメラはマニュアルモードも備えており、撮影時の細かいパラメーターの調整も簡単に行なえます。ボケの調整もリアルタイムに調整できるので、凝った写真撮影も難なくこなせます。フロントカメラに切り変えれば「Face beauty」すなわち美顔モードも備えています。

A1 PlusのカメラUI。大きい画面で操作できるので使いやすそうだ

フロントカメラは美顔モードを備える

 ちなみに撮影した画像には、「Shot on A1 Plus / Gionee Dual Camera」というウォーターマークがデフォルトで入ります(設定で消去可能)。文字の横には2つのレンズアイコンを並べるなど、しっかりとダブルカメラもアピールしています。

 本体サイズは83.3×9.1×166.4mm。やや大柄ながら片手で持てないことはありません。むしろセルフィー撮影時は画面が大きいほうが、自分の顔を見ながら美顔のエフェクトを細かくかけることができるので有利でしょう。

撮影した写真にはウォーターマークが入る

6型ディスプレーのため、本体の横幅は約83mmとやや広め

 A1のディスプレーは5.5型なのでA1 Plusよりもスリムな形状。こちらも指紋認証センサーを正面下部に備えます。背面を見るとカメラはひとつ、その下に位置するロゴはA1 Plusと同じものです。どちらの機種も背面の金属の質感は高く、側面部分はエッジが丸まった形状をしているため持ちやすくなっています。操作性はHelio P25搭載のA1 Plusのほうが若干滑らかな感じがしましたが、A1でも一般的な用途であれば問題はないでしょう。

A1 Plusの性能を若干引き下げたA1

背面には1300万画素カメラを搭載する

 Gioneeは日本市場に製品を投入しておらず、この2製品も日本投入の予定はありません。しかしGioneeクラスのメーカーでもこれだけのカメラ機能を搭載しているということは、日本に市場参入している他の中堅メーカーからも、今後高性能なカメラを搭載したスマートフォンが日本向けに出てくることが期待できそうです。


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