「MOVERIO BT-300」でAmazonを満喫したい
エプソンのスマートグラス「MOVERIO BT-300」には、専用アプリの公式ダウンロードサイト「MOVERIO Apps Market」が用意されている。多くのユーザーは、この「MOVERIO Apps Market」から好みのアプリをダウンロードし、インストールしているはずだ。
エプソンのスマートグラス「MOVERIO BT-300」。シリコンOLED（有機EL）ディスプレイの画素密度はなんと3415ppi（ドットピッチは7.5um／マイクロメートル）。10万：1の高コントラストとHD（1280×720）解像度、広い色域も魅力だ
「MOVERIO Apps Market」
もうひとつのアプリの入手方法としては、microSDカードにAPKファイルをコピーしておき、直接「MOVERIO BT-300」にインストールするという方法がある。ただこの場合、事前に「設定」-「セキュリティ」にある「提供元不明のアプリ」項目で「提供不明元のアプリのインストールを許可する」を有効にしておく必要がある。
そして今回挑戦するのが、Amazon.co.jpが配布している「Amazonアプリ完全版」（https://amazon.co.jp/getamazon）を使ったAndroidアプリのインストールだ。この方法であれば、Google Playで配布しているような各種Androidアプリに加えて、Amazonプライムなどの動画配信サービスも利用できる可能性がある。
「Amazonアプリ完全版」
「Amazonアプリ完全版」を使ってみた
「Amazonアプリ完全版」は、APKファイルと同様に「提供不明元のアプリのインストールを許可する」を有効にした後で、https://amazon.co.jp/getamazonからダウンロードしてインストールするだけでいい。すると、「Amazonアプリストア」がホーム画面に現れるはずだ。
「Amazonアプリストア」を起動すると、ちょうどAmazon.co.jpサイトのようなデザインの画面が表示される。多少不安定で、画面の切り替え時などに突然終了してしまうことはあるものの、おおむね問題なく利用できる。
操作するには、アプリ画面左上の「三」アイコンをタップするといい。メニューが表示されるので、AmazonアプリストアやAmazonビデオなどの項目をタップし目的のコーナーに移動しよう。スマートフォンなどで「Amazonアプリストア」を利用したことがあるなら、迷うことはないだろう。
今回実際にインストールして動作確認を行ったアプリは、「Twitter」「nicoid」（ニコニコ動画プレイヤー）、「乗換NAVITIME」「Facebook」「Kindle for Android」「Jota Text Editor」だ。このうち、「Facebook」は起動直後に警告メッセージが表示され、終了させるしかない状態になったものの、ほかのアプリは問題なく動作した。
「Twitter」はシリコン有機ELディスプレイのおかげで文字が視認しやすく、予想以上にツイートを読み進めやすい印象。「nicoid」も、同様に映像が美しく、ニコニコ動画好きなら気に入るはずだ。
「Twitter」
「nicoid」（ニコニコ動画プレイヤー）
「Kindle for Android」で電子書籍をいくつか見てみたのだが、読みたい箇所を適宜拡大しつつ読む必要があった。見開き単位やページ全体が見えるような状態だと文字の表示サイズが小さすぎるため、電子書籍を読んでみたいという方は、何らかの工夫が必要だろう。
「乗換NAVITIME」は、屋外で「MOVERIO BT-300」を装着した場合に役立ちそうなアプリとして試してみた。出発地と目的地をタップ操作で指定して電車を利用した移動経路を調べる体裁のため、扱いやすい。
「Kindle for Android」
「乗換NAVITIME」
Android用テキストエディターの定番といえる「Jota Text Editor」は、Bluetooth接続のキーボードと「MOVERIO BT-300」をつないだ状態で試してみた。ストレスなく日本語入力を行なえたため、電車・航空機での移動時などにも役立ちそうである。
「Jota Text Editor」
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