今回紹介するのはオンラインで世界中のユーザーとコミュニケーションができるVRコンテンツ「RecRoom」だ。このゲームは世界中の人々とレクリエーションをして交流するゲームで、さまざまなスポーツが用意されている。スポーツといっても緩やかに楽しむようにプレーするのがメインなため、厳密なルールなどもない。普段はできないことをVRで思いっきり楽しみたい人向けのゲームといえる。
プレーヤーは自分のアバターを自由にカスタマイズできる。初期状態ではあまりレパートリーがないが、ゲームをしていく中で衣装はアンロックされていく。個性的なアバターだとそこからコミュニケーションが発展するケースもあるのでセンスを見せつけていこう。
ゲーム内では様々なスポーツが用意されており、ドッジボール、ペイントボール、ディスクゴルフや卓球を楽しめる。かなり体を動かさないとなかなか勝てないためプレーはかなり疲れる。相手が人であるため、駆け引きなども実際のスポーツにかなり近い。一応ボクシングなどの格闘技もできるが、同意のもとでプレーしないとトラブルになることもあるためオススメできない。
中でも筆者おすすめなのが、ペイントガンを持ってチームで旗を取り合うサバイバルゲームだ。味方と連携して敵の陣地に忍び込み、旗を陣地に持ち帰る。制限時間内に多くの旗を持ち帰ったチームが勝利となる。ペイントガンは一発当たると死んだことになり、リスポーン地点に戻されてしまうためかなりシビアなルールとなっている。フィールドにはショットガンやスナイパーライフル、シールドなどが置いてありプレースタイルに合わせた戦い方ができる。ルールや造形はは簡単だが、体験としては非常に面白いためオススメのアトラクションだ。
RecRoom最大の利点は、これだけのことができるVRオンラインゲームが無料でダウンロードできることだ。無料コンテンツはすぐに終わってしまうようなゲームも多い中、ここまでやり込めるゲームは珍しい。
ただし欠点を上げるとすれば、オンラインで出会う相手が英語圏の人ばかりという点だ。英語が分からないと遊んでいる人とコミュニケーションが取れず、1人で遊ぶことになる。だが、ジェスチャーなどでも十分コミュニケーションをとることもでき、話さなくても遊べるケースは多かった。また、コミュニケーションを重視しているためか、テンションの高いユーザーが多く、そのテンションについていくのも一苦労する。
現在SteamでリリースされているVRオンラインゲームの中では一番の人気作となっているタイトルだ。無料でチュートリアルも充実しているため、VR初心者にもやさしい作りになっている。VRに慣れたユーザーでも十分楽しめる内容であるため非常におすすめだ。
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