毎年恒例、スペイン・バルセロナで開催されるモバイル業界最大のイベント「Mobile World Congress(MWC)」が今年も26日(現地時間)から4日間にわたって開催されます!
ここ数年のトレンドとして、会期前日に大手メーカーが発表会をぶつけ合い、そのスケジュールに我々記者が翻弄されるのですが、今年もそれは変わらず。昨年はバッテリー事件の影響からか会場規模を縮小したサムスン電子も今年は再び大会場に返り咲き。さらに会期中には久々に発表会を実施するメーカーもあるなど、相変わらずモバイル業界は元気です。
ASCII.jpでは例年通り会期前の発表会から、端末レビュー、ブースレポート、キーパーソンインタビューなどを現地から随時更新します。
ASCII.jpからは、スマホ総研のスピーディー末岡、携帯研究家の山根博士、ITライターの中山 智氏が取材班として現地に飛んでいます。今年のトレンドや見どころは何になりそうなのか。会期前の情報を元に語ってもらいました。
携帯研究家 山根博士
「5Gの実用化が目前となったいま、具体的な応用事例やアプリケーションがどれくらい見られるかが見所。デバイスは中国メーカーの躍進が見られる中でシェアを拡大しつつあるOPPOやVivoは出展なし、一方シャオミは初出展など動向が分かれた。中国メーカー全体の動きが気になるところ」
ライター 中山智氏
「スマートフォンなどのエッジ側でのAI対応がどれくらい進んでいるかが気になるところ。5Gとあわせてスマートフォンだけでなく、各デバイスの新しい使い方を提案できるメーカーが出てくるのではないか。個人的にはトレンド的に周回遅れとなっていたXperiaシリーズがどこまで遅れを取り戻せるかに注目している。」
スマホ総研 スピーディー末岡
「昨年から5Gが盛り上がりつつありますが、実証実験が多かった。今年は5Gの実用化を目指した展示が多くなると予想します。また、ソニーモバイルがXperiaの何かを発表しそうですし、数年ぶりに発表会を実施するメーカーもあると聞きます。サムスン電子、ファーウェイ、LGエレクトロニクス、ZTEといったメーカーが発表会をやるなど、スマホの進化は頭打ちかと思いきや、まだまだ楽しい端末が出てきそうな予感! 個人的にはソコに注目したいです」
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