ゼンムテックは2月22日、オープン・セキュリティー・インフラストラクチャー「ZENMU(ゼンム)」のエンジン部分をSDKとして提供開始すると発表した。
ZENMUは、AONT方式の秘密分散技術を使用し、情報を意味のない状態に変換、分割(無意味化)。分割片の1つが盗まれても、一部の情報を推測することさえ不可能な状態にできるという。データの保管時や送受信の際にZENMUを利用することで、保管コストやネットワークセキュリティーのコストが大幅に削減可能だとしている。
ZENMU SDKは、ファイルを秘密分散(暗号化)して複数の分散ファイルに保管する機能や、複数の分散ファイルから秘密分散(復号化)して元のファイルに戻す機能、設定情報を設定ファイル(XML形式)として書き出す機能などを搭載している。
IoTやFintech分野での情報漏洩対策や重要データの送受信などでの利用が期待されているという。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります