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iPhoneと超カンタン接続で音質も優等生! 「BeatsXイヤフォン」レビュー

2017年02月23日 12時00分更新

Siriを使いたくなるマイク位置

 ひととおり音質を体験しましたが、BeatsXイヤフォンを使うなら、もっとほかのことも試してみたくなります。

 ふつうのリモコン操作ですが、リモコン中央のひとつが音楽再生中には一時停止/再生になるマルチファンクションボタン、残りの2つはボリュームというシンプルな作りです。

 iPhoneユーザーとして気になるのは「Siri」がどれだけ使えるかということ、中央のボタンを長押しするとSiriを呼び出せますが……筆者はおそらく使いません。耳の下あたりにぶら下がるリモコンは、ランニング中でもなければ使うことはないかなと個人的に思います。

 ただし、声でSiriを呼び出す“Hey Siri”を活用するなら話は別です。iPhone側の設定で許可しておけば、音楽再生中でもいつでもBeatsXイヤフォンのマイクがHey Siriに反応します。特にBeatsXイヤフォンはちょうど首元につねにマイクがあるという形状もあり、心理的にも音声アシスタンスを使いこなしたくなります。

BeatsXイヤフォンのリモコン

装着時には首元左側にリモコンマイクが位置する設計

 まずシンプルな使い方として考えられるのが、音楽の再生や停止といった基本操作です。「Hey Siri 一時停止」「Hey Siri スキップ」というようにダイレクトに操作できます。自分は音楽をガンガンに聴いていても、音声は通じるのが便利です。

 ここから先はSiriの使いこなしの話になりますが、iOS標準の「ミュージック」で再生できるアーティスト/アルバムならSiriに「~を再生」と声をかければ選曲までが一発。この対象には契約中のAppleMusicで配信されている楽曲も含まれます。

 ここまでアップルの世界にドップリ浸かっているなら、「Hey Siri」を使っても良いかなと思います。

 最後にバッテリー駆動時間ですが、再生時間は8時間とパッケージの目立つ場所に書いてあり、実際に使ってみたところおおむねスペックどおりです。

 バッテリー残量の確認方法はちょっとわかりにくいですが、ペアリング直後以外だとコントロールセンターの再生先のデバイス選択画面に“%”で表示されます。あとはSiriに「バッテリー残量は?」と問うと、iPhone本体のバッテリー残量ではなくBeatsXイヤフォンのバッテリー残量を教えてくれるので、画面を見ずに確認できます。

充電は5分の充電で約2時間再生できるFast Fuelに対応

 以上、長々と語りましたがBeatsXイヤフォンの感想は「よくできている」のひと言。特にW1チップ搭載により、iPhoneとのペアリングが圧倒的にラクになりました。AirPods以外で初心者におすすめのワイヤレスイヤフォンとして、ファーストチョイスになりそうです。


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