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パートナーシップを進め、各種業界の情報統合により脅威に対抗

インテル セキュリティ、サイバーセキュリティを改善する新たな戦略を発表

2017年02月22日 18時51分更新

分断化されたサイバーセキュリティを改善する統合戦略

 インテル セキュリティは2月22日、分断化されたサイバーセキュリティを改善する次世代の統合戦略を発表した。

 インテル セキュリテイ(日本ではマカフィーが事業を担当)が2月14日にサンフランシスコで開催された「RSA Conference 2017」において発表したもの。近年になり、サイバー犯罪への対策コストを抑えつつ最新の技術を導入することがますます困難になりつつあるという。このため、セキュリティ企業と顧客と連携を図り、セキュリティのインフラを向上させ、オープンソースやクラウドの技術を大幅に取り入れる。

 セキュリティソリューションの基盤として統合化管理ソリューション「McAfee Enterprise Security Manager 10(ESM 10)」および次世代侵入防御システムの仮想版「McAfee Virtual Network Security Platform(vNSP)」をアップデート。プロフェッショナルサービス部門である「McAfee Foundstone」のセキュリティオペレーションセンタ構築支援にESM 10が加わったことで、セキュリティ解析の業務効率を大幅改善できるという。

 また、ユーザーインターフェースの改善、コンテキストに基づく脅威情報のアップデート、McAfee Foundstoneに所属する脅威解析研究者の業務改善により、セキュリティオペレーションセンターの構築や運用がより充実できる。vNSPの最新版では、Amazon Web ServicesやOpenStackクラウドに対応、パブリック/プライベートクラウドの保護やトラフィック解析など管理機能を効率化している。

 このほか、昨年オープンソース化したMcAfee DXLの活用として、github上への公開することで企業のセキュリティマニュアルの削減を支援。Open DXL向けのPython SDKの公開や各種機能強化、パートナーシップの拡大などを進めている。インテル セキュリティでは、従来のような企業や業種などで分断化されたセキュリティ課題をを解消、各種セキュリティ企業や顧客との連携をよりいっそう深めて脅威に対抗する戦略が重要としている。

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