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KDDIがIoTを使ったトイレの空き室&節水管理サービスの提供を開始

2017年02月20日 18時30分更新

 KDDIが3月以降に提供を開始する「KDDI IoT クラウド ~トイレ空室管理~」は、トイレの個室にIoTを活用することで、スマホから空き状況をリアルタイムに閲覧できるもの。トイレの扉に設置されたマグネットセンサーで開閉状況を検知し、auのLTE回線を経由してクラウド上に蓄積。空き室状況を確認できるだけでなくオフィスビルの管理者はトイレごとの利用率を把握できる。

「KDDI IoT クラウド ~トイレ空室管理~」はセンサーとゲートウェイ間をBluetoothで接続する

体験会場のトイレでは、ゲートウェイが手洗い場の下に設置されていた

 管理者は利用者のトイレ利用が設定時間を超えた際にメールアラートを受け取ることが可能。また、利用者はトイレ入り口で個室の利用状況を確認できるのも利点。初期費用は0円で、月額料金は個室ごとのセンサーが1個税抜450円、スペース単位で必要なゲートウェイは1台税抜4600円。最低契約期間は2年で別途設置費用がかかる。

 「KDDI IoT クラウド ~トイレ節水管理~」はトイレの個室内に設置された人感センサーと高機能フラッシュバルブを組み合わせることで、利用者の滞在時間によって適切な水量の流し分けが可能になるほか、各トイレの利用頻度に応じた点検や清掃ルートの最適化が図れる。個室ごとのフラッシュバルブの月額料金は税抜2300~6000円で、最低契約期間は5年。

 他キャリアでは、ソフトバンクが社内のトイレでIoTによる空き室管理を実施している。

節水管理を司るフラッシュバルブ

従来バルブとの洗浄水量・余剰水量の比較


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