週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

キヤノンが206gの軽量高級コンデジ「PowerShot G9 X Mark II」などを発表

2017年02月15日 13時00分更新

 キヤノンは2月15日、コンパクトデジタルカメラの新製品4機種を一斉に発表した。すべて2月23日発売となる。

ポケットに入る高級コンデジ「PowerShot G9 X Mark II」

「PowerShot G9 X Mark II」

「PowerShot G9 X Mark II」

シルバーモデルも用意

シルバーモデルも用意

 「PowerShot G9 X Mark II」(直販価格6万円前後)は、同社高級コンデジ「PowerShot G」シリーズのスリムモデルに位置付けられる機種。光学3倍ズームレンズを採用する。

 1型(2020万画素)の大型センサーを採用しながら、206gという軽量ボディーを実現しており、本体サイズも幅98×奥行き31.3×高さ57.9mmとポケットに入る大きさとなっている。

本体上面。上位機種ということでモードダイヤルもちゃんと搭載する

本体上面。上位機種ということでモードダイヤルもちゃんと搭載する

レンズを伸ばしたところ。光学3倍だ

レンズを伸ばしたところ。光学3倍だ

本体背面。モニターはタッチパネル式だ

本体背面。モニターはタッチパネル式だ

 従来機種から大きく進化したのは、画像処理エンジンに「DIGIC 7」を採用した点。

 まず、ノイズリダクション機能が大幅に向上し、従来機のISO 800設定と同レベルのノイズ低減をISO 1600で実現できる。

 また、AF追従性も強化した。従来モデルだと、顔認識において追従している人物が別の人物とすれ違ったりすると、追従が外れてしまうケースがあったがこれを改善。

 さらに、被写体の大きさや向きが変わった場合でも追従が外れにくくなった。

 このほか、背景と同色系の被写体の検出性も向上したほか、暗部補正の向上、小絞り撮影時の解像感の向上、流し撮り時のアシスト機能などが盛り込まれている。

 手ブレ補正は、内蔵のジャイロセンサーに加えて、イメージセンサーの情報も参照する「デュアルセンシングIS」を搭載。3.5段分の補正効果を得られるようになった。

 機能面では、同社のデジタル一眼「EOS」で採用されている色彩調整機能「ピクチャースタイル」が利用可能になり、さまざまな雰囲気の写真を撮れるようになった。

 また、一定間隔で自動撮影した画像をつなげて動画にする「タイムラプス動画」も利用になった。

 連写速度は、JPEGで最大約8.1コマ/秒だが、RAWでは最大約8.2コマ/秒の撮影が可能。カメラ内RAW現像にも対応する。

 通信機能は無線LANに加えてBluetooth(BLE)に対応。スマホなどとの常時接続が可能だ。

光学45倍ズーム機やカメラ初心者向けの機種も登場

「PowerShot SX430 IS」

「PowerShot SX430 IS」

 「PowerShot SX430 IS」(直販価格 3万円前後)は、光学45倍ズームレンズを搭載する望遠デジカメ。

シンプルな本体上面。シャッターボタンとズームレバー、電源ボタンしかない

シンプルな本体上面。シャッターボタンとズームレバー、電源ボタンしかない

本体背面。モニターはタッチパネルではない

本体背面。モニターはタッチパネルではない

 従来モデル(PowerShot SX420 IS)は光学42倍だったが、本機は重量を2g削減(約323g)したうえで、45倍(24-1080mm)までの光学ズームを実現している。

 そのほかの仕様は変わらず、撮像素子には2000万画素のCCDセンサーを採用し、画像処理エンジンは「DIGIC 4+」、連写速度は最大0.5コマ/秒(通常撮影時)となっている。

「IXY 200」。ブラックとシルバーを用意

「IXY 210」。こちらはレッドとシルバーのカラーとなる

 エントリーモデルとなる「IXY」シリーズにおいては、光学10倍ズーム搭載の「IXY 210」(直販価格 2万円前後)と、光学8倍ズーム搭載の「IXY 200」(同1万5000円前後)を投入。

 両機種ともにワンボタンで撮影日時を写真に写し込む「日付写し込み機能」を新たに搭載。また、複雑な操作が必要な「MENU」「INFO.」「FUNC.SET」といったボタンを無効化する「安心オート」モードが加わり、カメラの知識がほぼない人でも誤動作を防げる。

 基本スペックはどちらも同じ。撮像素子は2000万画素のCCDセンサーで、画像処理エンジンは「DIGIC 4+」、連写速度は最大0.8コマ/秒(通常撮影時)となる。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう