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上位機に迫る性能のミラーレス一眼「EOS M6」など、キヤノンがデジタル一眼3機種を発表

2017年02月15日 13時00分更新

ライブビューで世界最速AF搭載!
エントリー向け一眼レフ「EOS X9i」

「EOS X9i」

バリアングルモニターを採用する「EOS X9i」

 デジタル一眼レフの「EOS X9i」(ボディーのみの直販価格は9万円前後)は、エントリーの位置づけとなる機種。4月上旬発売予定だ。

本体上面。モードダイヤルなど操作系は右側に集中している

本体上面。モードダイヤルなど操作系は右側に集中している

本体背面。バリアングルモニターなのでこのように閉じることができる

本体背面。バリアングルモニターなのでこのように閉じることができる

左右側面。グリップ側にメディアスロットがあり、反対側にはHDMIやマイク入力などがある。NFCにも対応する

 撮像素子に2420万画素のCMOSセンサーを搭載。EOS M6と同じくデュアルピクセルCMOS AFの利用が可能で、エントリークラスでは初搭載となる。

 ライブビュー撮影時は0.03秒の合焦が可能で、APS-Cセンサー搭載のデジタル一眼の撮像面位相差AFにおいては世界最速とのこと。

 AFは45点の測距点が利用可能で、そのすべてがクロスタイプ。これは同社のミドルクラスモデル「EOS 80D」と同等のスペックだ。

 また、ライブビュー撮影時や動画撮影時用のAFモードとして「スムーズゾーンAF」を追加。AF時にAF枠が広めに設定され、その中なら合焦ポイントを任意で選べる。

 レンズキットは、ダブルズームレンズキット(直販価格13万円前後)と18-135mmレンズ付属キット(同14万円前後)を用意する。

もちろんストロボを内蔵する

もちろんストロボを内蔵する

 画像処理エンジンにはDIGIC 7を採用し、感度設定は最大ISO 25600、連写速度は最大6コマ/秒の撮影が可能となっている。動画はフルHDで60pまでの撮影が可能で、5軸の電子手ブレ補正も利用可能だ。

「ビジュアルガイド」はカメラ写真者もわかりやすいように説明図などが表示される

 撮影モードでは「集合写真」モードが追加された。F8~11の範囲で固定することで、集合写真を撮る際にピントが合いやすくする。

 このほか、画面ユーザーインターフェースに「ビジュアルガイド」という新しいモードを搭載。機能選択時にその操作イメージなどが表示される。もちろん、従来からの画面に切り替えも可能だ。

Bluetoothリモコン「BR-E1」。税別価格は4000円前後

Bluetoothリモコン「BR-E1」。税別価格は4000円前後

 また、無線LANに加えてBluetoothにも対応しており、別売のリモコンで離れた場所からシャッターが切れる。

EOS X9iの操作性を向上させた「EOS 9000D」

「EOS 9000D」

「EOS 9000D」

 同時に発表された「EOS 9000D」(ボディーのみの直販価格は10万円前後)は、エントリー向けながらEOS X9iの上位モデルという位置づけの機種。4月上旬発売予定だ。

本体上面。右側に表示窓を搭載するため、モードダイヤルは左側となる

本体上面。右側に表示窓を搭載するため、モードダイヤルは左側となる

本体背面。右上に「AF-ON」ボタンがある。こちらもバリアングルモニターを採用している

本体背面。右上に「AF-ON」ボタンがある。こちらもバリアングルモニターを採用している

 機能的にはEOS X9iとほぼ一緒だが、操作系が異なる。本体正面に撮影状態の液晶表示パネルが搭載され、本体背面にサブ電子ダイヤルを装備。また、親指でAFを動作させられる「AF-ON」ボタンを装備する。

 レンズキットは、ダブルズームレンズキット(直販価格14万円前後)と18-135mmレンズ付属キット(同15万円前後)を用意する。

同時期に発売となる「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」(税別価格3万6000円前後)。従来のものから全長が13mmほど短くなり、手ブレ補正機能を強化した

同時期に発売となる「EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM」(税別価格3万6000円前後)。従来のものから全長が13mmほど短くなり、手ブレ補正機能を強化した

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