ドコモ契約者だけでなく、dアカウントさえあればどのキャリアや格安SIMを使っていても契約できる動画配信サービス「dTV」。同サービスでは2月4日から19日まで、ドコモスマートフォンラウンジ名古屋にて、dTVで配信中の「ウォーキング・デッド」とコラボしたVR体験会を実施中です。そのオープン初日の様子を、実際に見てきました。
意外とリアルなゾンビの展示
ラウンジ奥ではVRの体験イベントを実施
ドコモスマートフォンラウンジ名古屋は、名古屋市中区栄にある地下街「サカエチカ」にあるクリスタル広場に位置するドコモの体験スペース。隣にはドコモショップ栄クリスタル広場店があり、ラウンジで最新のサービスや商品に触れたあと、そのまま購入・契約ができる仕組みになっています。
今回、そんな会場を米国の人気ドラマ「ウォーキング・デッド」仕様に変化。正面入口からかなりリアルなゾンビ人形が、クリスタル広場を通る買い物客を招き入れます。
以下、ややグロテスクな写真も含みますのでご注意ください。不快と感じる方の閲覧は推奨しておりません。
さらに、端末エリアでは同じくウォーキング・デッド仕様のVRスコープが用意されており、同サービスのスマホVRアプリ「dTV VR」が体験できます。
現地で体験できるVRコンテンツは、ウォーキング・デッドとドラマ「キス×kiss×キス」のバラエティー4種と、ピコ太郎や浜崎あゆみなどのアーティスト映像を含む音楽5種の計9種類になります。
ウォーキング・デッドのVRコンテンツは2種類あり、ひとつは自分の周りをゾンビに取り囲まれジリジリと近づいてくる緊張感のあるもの。もうひとつは、被害者目線になり、複数のゾンビにずっと内臓などを喰われ続ける映像になっています。
実際に試してみると、前者はどちらに振り返っても多くのゾンビたちがこちらに迫ってくるVRならではの恐怖感、後者はゾンビたちが目前で自分の内臓を食べている絶望感を体験できます。とくに、後者は音が非常に生々しく、体験者の中には驚きの声をあげる人も少なくありませんでした。
VR体験者にはウォーキング・デッド仕様のスコープを配布
全国のドコモショップでもdTV仕様のものがもらえる
なお、ドコモユーザーに限らずdTV契約者であれば、対象期間中にドコモスマートフォンラウンジ名古屋ならびに大阪の一部ドコモショップでVRを体験し、アンケートに答えると、体験時に利用したものと同じ新品のウォーキング・デッド仕様VRスコープがもらえます(名古屋は通期で先着5000名分、大阪では1日ごとに先着30名分)。
さらに、当日体験した人はもちろん、家に二眼のVRスコープがあり、自分のスマホで「dTV VR」を使える場合、公式SNS(Twitter・Instagram)のキャンペーンに応募可能。対象アカウントをフォローし、指定のハッシュタグをつけて感想をつぶやくと、抽選でウォーキング・デッド出演者のサイン入りTシャツやポップアップブックなどが当たります(応募は3月31日23時59分まで)。
「名古屋にも行けず、二眼のVRスコープが手元にない」という場合でも、dTV契約者であれば2月1日から全国のドコモショップで配布中。全国で60万名分のVRスコープが用意されているとのことなので、dTV契約者の方は一度近くのドコモショップまで足を運んでVRスコープをゲットし、応募してみるのもよさそうです。
VRは定額動画配信サービスを選ぶひとつの指標になるか
dTVは、振り返れば携帯電話時代には「BeeTV」、スマホ登場初期には「dビデオ」としてエイベックスとドコモが運営してきた老舗的な動画配信サービスで、現在では約498万人もの会員(BeeTVとdTVの合算)がいると言います。
一方で、動画配信サービス業界全体を見ると「hulu」や「Netflix」、「Amazon プライム・ビデオ」など、競合サービスは多数登場し、配信コンテンツの種類や対応デバイス、付随サービスなどでしのぎをけずっています。
今回の施策は、現在エイベックスが提携しているFOXのコンテンツで国内外でも人気が高い「ウォーキング・デッド」と、日本においてはどの配信サービスもまだ本格展開しきれていない「VR」を組み合わせた、同社の長所を最大限に生かしたものとなっています。
前述のとおり、種類も増え、多くの人が利用するようになってきた定額動画配信サービス。どのサービスでも見てみたいコンテンツが十分にある場合、今回のdTVの施策のような、新しい取り組みをしているところや、会員限定の特典を用意しているところにする、というのも、今後のひとつの選び方かもしれません。
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