今回紹介するのはラーメン屋を経営するシミュレーションゲーム「Counter Fight」。開発を手がけているのは日本の開発会社トリコル。Counter Fightは実際の工程と同じようにラーメンを作り、来店してきたお客様に提供していくゲーム。料理を作るゲームはJob Simulatorを始め多くリリースされているが、ラーメンに主軸置いたゲームは珍しい。
プレイヤーは店主となりカウンターに座ったお客様にそれぞれ注文を出していく。カウンター上には残り時間が表示されており0になる前に食事を提供する必要がある。ラーメンの具をのせないと怒られてしまうので注意が必要だ。
餃子はフライパンで焼く必要があり、焦げるとお客様に怒られてしまう。食材は素手で掴むことはできず、箸で掴まなくてはいけない。また、ビールは冷やしてからコップに注ぐ必要があったりと現実に忠実な再現がされている。
気になったのは操作性が悪い点で、餃子を盛る皿を取ろうとしてラーメンを盛る器を取ってしまうことが多くあった。また、餃子を焼いた後でフライパンを持ち上げると、餃子がこぼれることもあり、コントローラー操作で手間どることが多かった。コインを集められるがそれの使い道はなく、やり込み要素は実装されていない。
しかし課題はありながらも、プレーしていて思わず笑ってしまう事が多かったゲームであり、非常に可能性を秘めたゲームだと感じた。そもそもがユーモアにあふれるゲームのため、操作性の悪さがそのまま面白さにつながっていて、そこまでイライラすることもなくプレーできた。
ラーメンが完成してもおいしそうには見えないので、深夜にプレーしても自然とお腹が空かないのが非常に惜しい。しかしプレー中はかなり体を動かすため、お腹を空かせてヘッドセットをはずしたらラーメンが食べたくなるかもしれない。
なおこのゲームは2016年11月16日付けのSteamの人気の新作ランキングで上位にランクインしている。トリコルはOculus Touch向けにもVRテニスゲーム「PLANNES」をリリースしている。
Copyright © Tricol Co., Ltd. All rights reserved.
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります