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Xperia XZの「マニュアルモード」の活用方法をプロカメラマンに聞いてみた

Xperia XZで水しぶきや光の軌跡をバッチリ撮れる「シャッタースピード」活用法

2017年01月26日 16時00分更新

 3キャリアから発売中のソニーモバイル「Xperia XZ」。2300万画素の背面カメラにRGBC-IRセンサーを搭載するなどソニー製らしいカメラ機能をさらに強化した製品となっているが、強化されたのはハード面だけではない。

 ソフト面でも画質の改善のほか、こだわりの写真が撮れる「マニュアルモード」にもいくつか機能が追加されている。前回は、そのうちのひとつ「マニュアルフォーカス」の活用法をご紹介。今回は、「シャッタースピード」についてプロカメラマンに聞いてみました。


 Xperia XZでは従来機種と異なり、カメラのシャッタースピードをマニュアルで設定できるようになった。シャッタースピードとは、光が撮像素子にあたる時間のことで、この時間が短い(速い)と動いている被写体が止まって写り、逆に長い(遅い)とブレてしまう。

シャッタースピードはマニュアル撮影モードの調整項目から設定できる。速度は1/4000秒から1秒まで選択が可能

 まずは、速いシャッタースピードで撮影してみた作例がコチラ。

シャッタースピードを1/60秒(左)と1/4000秒(右)で撮影した写真の一部を拡大して比較。1/60秒では水しぶきがブレているが、1/4000秒では止まって写っている

 ただし、シャッタースピードが速くなると、撮像素子にあたる光の量が少なくなるので、くもりの日や室内などでは、光量が足らず暗く写ってしまったり画像が荒れてしまうこともある。

 走っている子供などやペットの動きを撮りたいのなら、1/1000秒程度のシャッタースピードでも十分止まって写すことができる。

 次に、シャッタースピードを遅くして撮影した作例がコチラ。

シャッタースピードを1/30秒(左)と0.5秒(右)で撮影した写真を比較。シャッタースピードが遅いほうが、走っている車のライトが光跡となって写る

 遅いシャッタースピードでは光量が多くなるので、ある程度暗い場所でなければ露出オーバーになる(明るい屋外では真っ白になる)。

 また、当然手ブレも起こしやすくなるので、手すりなどでスマホを固定するなどの工夫も必要になる。その代わり、ブレを効果的に使えば動きを表現した写真を撮ることも可能だ。

シャッタースピードを1/4秒に設定し、メリーゴーランドを撮影。動きのあるダイナミックな写真を撮ることができた

シャッタースピードを1/8秒に設定し、被写体の動きを追いかけて撮影する流し撮りに挑戦。躍動感のある写真になった

 このようにシャッタースピードを変えて撮影してみると、ひと味違った写真を撮ることができるので、ぜひ試して欲しい機能だ。

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