パイオニアは1月24日、「Ultra HD Blu-ray」の再生に対応した16倍速記録対応内蔵型BD/DVD/CDドライブ「BDR-S11J-BK」「BDR-S11J-X」を発表した。発売は2月下旬で、市場想定価格はBDR-S11J-BKが2万2000円前後、BDR-S11J-Xが3万5000円前後。
Ultra HD Blu-rayコンテンツはHEVC(高効率ビデオコーディング)規格に対応しており、Blu-rayコンテンツの解像度1920×1080を大きく上回る3840×2160解像度を実現している。さらに、ピーク輝度をHDR(ハイダイナミックレンジ)技術によって10,000nit(ニト)まで拡張し、色域規格BT-2020に対応しており99.9%の再現度を誇る。
両モデルはUltra HD Blu-rayの再生に対応し、PCで臨場感のある映像を楽しむことができる。BDディスクやBDXLディスクへの記録と再生が可能だ。
ディスク表面の汚れや傷でオーディオCDのデータが読み取れないときに、再度読み取りを実施する「PureRead 4+」機能を搭載。くわえて、リアルタイムでデータ補間の発生頻度を抑える「RealTime PureRead」などPCで音楽を楽しむための機能も充実している。
BDR-S11J-Xは、再生するオーディオCDの再生品質を4段階で表示し、低い品質の場合は設定変更などの対処法を表示する「オーディオCDチェック機能」を搭載。ハイエンドオーディオ機器が採用している塗装をディスクトレーに施すことで、高い防振性能を備えている。また、筐体内外装の特殊塗装により放熱性を高め、高い静音性と信頼性を実現したという。
BDR-S11J-BK、BDR-S11J-X共通の仕様 | |
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サイズ | 幅148×奥行き181×高さ42.3mm |
重量 | 740g |
バッファーメモリーサイズ | 4MB |
インターフェース | Serial ATA Revision 3.0 |
記録/再生ディスク | BD、DVD、CD |
Ultra HD Blu-ray再生時の動作環境 | |
OS | Windows 10 各日本語版 |
CPU | Intel 第7世代デスクトップ向けCorei7/i5プロセッサー(KabyLake-S)、Intel 第7世代ノートブック向け Core i7/i5プロセッサー(KabyLake-H)、※Uプロセッサー非対応 |
グラフィック | Intel HD Graphics 630 第7世代プロセッサー向け内蔵GPU |
メモリー | 6GB 以上 |
外部ディスプレー | 4K解像度(3840×2160以上)HDMI2.0a(要HDCP2.2)対応ディスプレー、HDR対応(HDRコンテンツ再生時、非対応時にはHDR>SDR変換で再生) |
マザーボード | Intel SGX 対応intel 200シリーズ マザーボード、HDCP2.2/HDMI2.0a出力対応Intel 内蔵GPU出力対応マザーボード(HDMI出力用) |
Ultra HD Blu-rayの再生には、HDMI2.0a、HDCP2.2、HDR(推奨)規格に対応した機器が別途必要。Ultra HD Blu-ray再生環境の確認には、後日同社ホームページに掲載する自動判別ツールを使用していただきたい。
訂正:タイトルの一部修正と、動作環境を追加致しました。(2017年1月24日)
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