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M型カメラで初のWi-Fi機能搭載機

2400万画素CMOSセンサー搭載デジカメ「ライカ M10」

2017年01月19日 05時00分更新

ブラッククローム仕上げ

 ライカカメラは1月19日、レンジファインダー式デジタルカメラの新製品「ライカ M10」を発表した。発売は2月を予定している。

 トップカバーの奥行きが33.75mmで、現行のデジタルM型カメラの「ライカ M(Typ 240)」よりも4mmほどの薄くなったスリムなフォルムで、背面には3型モニターを備えている。

 レンジファインダーは視界を30%広げ、ファインダー倍率を0.73に引き上げたほか、アイレリーフも50%大きく広げている。撮影者が眼鏡をかけていてもビューファインダーを使用しやすい設計になっている。

 ライカ M10のために開発した新設計の2400万画素のフルサイズCMOSセンサーによりダイナミックレンジやコントラストの再現性、シャープネスと分解能の性能が向上したという。独自のマイクロレンズ構造を採用したことで非常に大きな開口が可能になり、光が斜めからセンサーに入射してもフォトダイオードで正確に捉えることができる。ISO感度域は100~50000の範囲で設定でき、高感度で撮影した時のノイズ特性も向上した。これにより、光源に恵まれない状況でも描写性能を発揮できるという。

シルバークローム仕上げ

ライカM10 上部

 Wi-Fi接続が可能なため、撮影した写真をiOS端末にワイヤレスで送信して編集したり、写真をSNS共有することができる。iOS 10.2以降の端末では「ライカM アプリ」でDNG形式のRAWファイルをダイレクトに送信し、アプリで処理することができる。Wi-Fi経由でアプリからリモート操作することで、普段とは違ったアングルでの撮影やシャッタースピードを下げた時の手ブレを防げる。

 画像解像度は最高5976×3992ドット 2400万画素(DNG)。記録形式はDNG(RAW)/JPEG。記録媒体はSD(最大2GB)/SDHC(最大32GB)/SDXC(最大2TB)。サイズはおよそ幅139×奥行き38.5×高さ80mm。重量はおよそ660g(バッテリーを含む)。本体仕上げは、ブラッククローム仕上げとシルバークローム仕上げをラインアップ。

訂正:タイトルの一部を修正いたしました。(2017年1月19日)

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