Xperiaで「PlayStation 4」をリモートコントロールで操れる「PS4 Remote Play」。
前回記事で紹介したこの機能、Xperiaのディスプレー全体がPlayStation 4の表示画面になり、ゲームをプレイすることができてポータブルゲーム機のように扱えます。画面をタッチして操作できるのでお手軽ではあるものの、アクションゲームなど本気度合いが増してくると、さすがにタッチ操作では限界があります。
そこで便利なのが、PlayStation 4用のワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 4」です。
実は、Xperiaには設定の“機器接続”にあらかじめ“DUALSHOCK 4”という項目が用意されており、コントローラーを接続して操作できるようになっています。登録はとてもカンタンで、登録画面を表示中にDUALSHOCK 4の“SHARE”ボタンと“PS”ボタンを同時に長押しするとすぐにペアリングできます。
いちどペアリングしておけば、いつでもDUALSHOCK 4のPSボタンを押して接続できます。
ただし、XperiaとDUALSHOCK 4をペアリングすると、改めてPlayStation 4で使いたいという場合には再登録する必要があります。もしXperiaとPlayStation 4での登録作業がめんどうな場合は、この際PS4 Remote Play用にもうひとつDUALSHOCK 4を買ってしまいましょう。
ちなみに、Xperiaと接続するとコントローラーの上下左右ボタンやアナログスティックでXperia内の画面のアイコンを移動したり“X”ボタンで決定、“○”ボタンで戻るといった操作も可能です。「便利そうだな」とは思うのですが、全てのアプリで動作するわけではなく、さすがにスマホゲームで利用することはできませんでした。惜しい!
さて、PlayStation 4と接続してPS4 Remote Playで操作してみましょう。PlayStation 4の画面が出てくると、PlayStation 4+DUALSHOCK 4でふつうにプレイする時と同様に、全てのボタンとコントローラー操作が可能です。
メニュー操作はおろか、ゲームプレイも快適そのもの。タッチで操作しようとすると細かい動きができなかったり、思い通りに動かなくてミスをしてしまいがちですが、コントローラーで思い通りに動かせるようになると、もうストレスは皆無です。もちろん、画面にもカブらずコントローラーも手元を見ずに操作できるのでゲームに没頭できます。
ちょっとしたメンテナンス程度であればタッチ操作で、本格的にゲームをプレイしたい場合はコントローラーを用意して、というのが現実的です。
このままではXperiaとコントローラーが別々なので、Xperiaを立てかけたりスタンドを装着したりといった策が必要ですが、できればもうちょっと快適にプレイしたいところ。そこで役立つ便利アイテムが、ソニーのタブレット用ゲームコントローラーマウント「GCM10」です。
装着方法は、固定用グリップをDUALSHOCK 4にロックし、吸盤にXperiaをピタっとくっつけてロックするというシンプルなもの。吸盤でくっつける方法なので、背面が平らなXperiaであればほぼどの端末でも装着できるので、スマホでも問題なさそうです。
ただし、タブレットは本来の対応機器である「Xperia Z3 Tablet Compact」がギリギリです。物理的には「Xperia Z4 Tablet」も装着できますが、勢いあまって振り回すとボッキリ折れそうなのでやめておきましょう。
ゲームコントローラーマウント「GCM10」でXperiaとDUALSHOCK 4をくっつけると一体感があり、ゲームへの没入感もいっそう強くなります。コントローラーとXperiaの角度は好みで調整できるのでベストポジションに調整できます。
小さな画面にしっかり握れて操作できるコントローラーが備わり、いつでもどこでも楽しめる「ポータブルPlayStation 4」の出来上がりです。据え置き型のゲーム機はリビングの所定の場所でしか楽しめない、と嘆くのはもう昔の話。Xperiaと組み合わせると、そのままPlayStation 4の本格的なゲームを、トイレでも寝室でも書斎でもどこでも熱中してプレイできるのでオススメです!
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