週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

池澤あやかの自由研究:「OLYMPUS AIR」はアクセサリーでもっと楽しくなる!

2017年01月29日 10時00分更新

文● 池澤あやか 取材● 中山智 編集● 鈴木誠史/ASCII

 OLYMPUSより、レンズ型カメラ「OLYMPUS AIR A01」のための撮影支援アクセサリー「AIR ACCESSORIES」がリリースされました。

 OLYMPUS AIRは、誰でもアプリやアクセサリーを開発できるようにSDKやカメラの3Dデータを公開している「オープンプラットフォームカメラ」。本体を購入してからも新しいアプリやアクセサリーがどんどん出てくるので、楽しみ方のバリエーションが増えていくオイシイカメラなんです。

 今回リリースされた「AIR ACCESSORIES」は、実際のOLYMPUS AIRユーザーが製作・販売しているアクセサリー群です。

 スマホ連動しなくとも簡易的に撮影する範囲が確認できるアクセサリーや、木の枝やランタンハンガーなどにカメラをとりつけるためのマウンター、ローアングル撮影を楽しむためのアクセサリーなど、さまざまなタイプが公開されています。

 これらのアクセサリーは、公式サイトからDMM.makeで3Dプリントした完成品が購入できます。中には3Dデータが無料公開されているものもあるため、自前の3Dプリンターがあればダウンロードして自分でプリントしたり、3Dデータを自分好みに改変したりして楽しむこともできますよ!

OLYMPUS AIR用の「カラビナマウンター」。木の枝やランタンハンガーに吊り下げられます!

短い四脚がついたケースで、ローアングルの設定がしやすい「拡張ゲージ」

私がよく使っているのが「簡易撮影アダプター」。シャッター位置が左右どちらにも設定できます

OLIMPUS AIRをデジカメと同じ持ち方で撮影できます

アクセサリーを装着して撮った写真!

 OLYMPUS AIRはにはディスプレーがないため、スマホに接続して撮影することが多いのですが、カメラ単体でも撮影することができます。ただし単体での撮影の場合、ディスプレーがないために撮影画角が分からないという問題がありました。

 その欠点を補えるように、「簡易撮影アダプター」にはレンジファインダーふうの四角いのぞき穴があります。簡易的に撮影する範囲が確認できるので、さながらインスタントカメラのように使うことができます。

ファインダーからの画角はこのとおり

実際に撮影した写真がこちら。どれくらい差が生まれるかは取り付けるレンズにもよりけりです

撮影した写真は、私も製作に携わった「AIR DOWNLOADER」で一気にダウンロード!(iTunes Storeより画像引用)

 「簡易撮影アダプター」の好きなポイントはほかにもあって、それはこだわりが光るその“造形”です。

 まず、シャッターボタン。OLYMPUS AIRのシャッターボタンは筐体中央にありますが、こちらの「簡易撮影アダプター」を装着すると一眼レフふうに中央から少し外れた位置にシャッターボタンがきます。本体のシャッターボタンとアダプターのボタンがどう連動しているかというと、アダプターのボタンは板バネのように長い構造になっていて、アダプターのボタンを押し込むと、離れた場所にある本体のシャッターボタンも押し込めるという実にシンプルな機構で実現しています。

 このアクセサリーではカメラとアクセサリーを市販の三脚ネジで固定するのですが、本体から外して不要なときに収納しておけるスペースも用意されています。このスペースの蓋の機構もお気に入りです。回転機構を使って蓋が開閉するだけでなく、蓋にあるツメを使って穴にひっかけて、蓋が固定できる機構になっているんです。

 3Dプリンターって単純な形状しか作れないと思っていたんですが、こういった回転機構や細かなツメなども出力できるんですね。

 OLYMPUS AIRをお持ちの方は、ぜひAIR ACCESSORIESを使っていろいろな撮影スタイルに挑戦してみてください!

 タレントの池澤あやかさんは慶應義塾大学 環境情報学部(SFC)卒の才媛で、プログラミングができる特技を生かして独自の立ち位置で大活躍中! 特に好きな言語であるRuby界では女神と呼ばれています。プログラミングの楽しさを紹介する初の単独著書、『アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう』(大和書房)が販売中。

■Amazon.co.jpで購入
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事