セコマ「おしるこ」88円(税別)
190g、カロリー量不明
甘 み :★★★☆☆
香 り :★★☆☆☆
まろやかさ:★★☆☆☆
粒ストレス:★☆☆☆☆
粒の大きさ:★★★★☆
粒の存在感:★★★★☆
最後は北からの刺客、セイコーマートで買える「おしるこ」です。セイコーマートを運営する「セコマ」のオリジナル商品で、100円以下というコスパがすばらしい。
セイコーマートは北海道に1000店舗以上を構えるコンビニチェーンであり、なぜか埼玉県と茨城県にも出店しています。今回は私の地元茨城で購入しました。余談ですが私はホットシェフのおにぎりが大好きです。
オーガニックな「有機 茜しるこ」と同じく、甘みは星3つとしました。しかし甘さの質が異なります。セコマのおしるこにはやや駄菓子的な甘さがあり、人によっては強烈な甘ったるさを感じるかもしれません。この種類の甘さが好きな人にとってはたまりません。お汁は超サラサラで、グビッと飲めてしまうところが癖になりそうで怖いです。
コスパと駄菓子感に続くもう1つの特徴が、北海道産あずきの大きさと甘さです。お汁が染み込んでいるのか、粒そのものを1つ取り上げて食べてみたら驚くほど甘さを感じました。そして粒が大きいわりにはやわらかくフンワリとしています。それでいて、缶のなかで粒が崩壊しない……。
グビッといける点は缶の飲み物として優れていますし、粒を感じられるところも“半分飲みもの、半分食べもの”系ドリンクが好きな人にとってハマる要素だと思います。
北海道ではこの「おしるこ」も広く親しまれているのでしょうか。セコマが近くにあるのにまだ飲んだことがないという人、もったいないです!
さいごに
今回は私がふだんの生活のなかで発見した4本をピックアップしました。
気づいたのですが「スープ缶」の種類が近年大幅に増えており、そのためかおしるこ缶を目にする機会が減っているように感じました。冬の自販機に出現する“半分飲みもの、半分食べもの”枠を埋めるのは不動の2大エースであるおしるこ&コーンスープだったはずが、今年は様々なスープ缶そしてみそ汁缶とも枠を争っていました。こんな記事が皆のおしるこ缶デビューのきっかけになり、おしるこ再興の一打となれば幸いです。
かつては地元の餅つき大会で、餅を突いては雑煮を食べ、醤油をかけて食べ、シメにおしるこを食べたものでした。各地で餅つき大会の中止が相次ぐなか、最も身近なおしるこはおしるこ缶なのかもしれません。おしるこから離れていた人、おしるこの元へ帰ってきてください。
新年にピッタリなおしるこ缶で、一息ついて今年も1年がんばります。おしるこ缶片手に行く初詣は、最高ですよー!
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