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実売700円以下のドコモの激安スマホ「MONO」に注目

2017年01月03日 12時00分更新

実質負担額700円切りの衝撃プライス
破格のキャリアスマホの実力に迫る

 ドコモの2016年冬春モデルでもっとも注目を集めたスマホが、ZTE製の「MONO MO-01J」だ。端末代金は3万2400円だが、12ヵ月の継続利用が前提で適用される端末購入サポートでの実質負担額は648円と、700円以下でキャリアスマホが手に入る。

実質負担額648円の格安キャリアスマホ「MONO」。格安ながら新ブランドとして投入されるドコモの意欲作だ

 「MONO」はHD解像度の4.7型液晶を採用し、CPUはオクタコアのSnapdragon 617(1.5GHz+1.2GHz)、メモリーは2GBでストレージは16GBとエントリークラスのスペックながらVoLTEに対応する。通信速度は下り最大150Mbps。

液晶側のデザインは目立つ意匠もなく非常にシンプル。カラバリもモノトーンで落ち着いた印象だ

背面はガラス仕上げでプレーンなブランドロゴを中央に配置する

 バッテリー容量は2440mAhと、大容量化が進む最新スマホの中では少なめ。700円を切る価格ながら背面にガラスを用いた本体はプレーンなデザインで、やや厚みがある本体は手になじみやすく操作感も良好。ホームアプリを変更するとさらに印象は変わるだろう。ただし、側面のマナーモード切替スイッチのデザインが少々安っぽいのは気になった。

やや盛り上がったデザインの側面右側に電源ボタンを配置。左側にはボリュームと独立したスライド式の端末ロックボタンを配置する

キャップレス防水のUSB端子はmicroUSB。底面にはストラップホールも用意される。液晶のベゼルは上下左右とも最新スマホとしてはやや厚め

 低価格ながらキャップレス防水対応の防水防塵仕様で使い勝手の面でも不足なし。メールやSNS、ウェブブラウズなど処理の軽い作業がメインなら十分メイン端末として活用できるスマホだ。

「MONO」ASCII編集部クロスレビュー


ドロイドさん「端末はイイが、ユーザー囲い込み策が息苦しい」

指紋センサーは欲しいところだが、端末の出来自体はなかなか。「docomo LIVE UX」は……だけど。問題はどのプランで使うか。端末価格が約650円でも月々サポートがないので、普通にデータ定額を契約すると相当な料金に。つまり親や家族にこの端末を持たせる場合は、みんなで「シェアパック」を組むのが現実的。ドコモ的には「囲い込み成功!」なのかもだが、ユーザー側からすれば少々息苦しい。



スピーディー末岡「軽い用途なら十分だがデザインが安っぽすぎる」

スペック至上主義者としてはまったく刺さらなかったスマホだが、実際に触ってみたら悪くない。SNSを利用するだけならこれで十分。デザインが壊滅的に安っぽいのと、サイレントモードを切り替えるスイッチが結構硬いのはなんとかしてほしい。



ミナミダ「キャリア契約維持で家族で使うならアリ」

処理性能的にはホーム画面のフリックでもたつく感覚もありますが、価格で性能を割り切ったと考えると自分的にはアリ。キャリア契約は維持しつつ月額料金をできるだけ下げたいというユーザーには最適かと。端末購入サポートは12ヵ月の利用が必要なので、ドコモの手厚いサポートを受けつつ性能に不満を覚えたら1年で買い替えられるのも安心感高し。防水防塵仕様も利便性が高く、家族で使うシニア層の初スマホとしてもオススメです。

ドコモ「MONO MO-01J」の主なスペック
ディスプレー 4.7型液晶
画面解像度 720×1280ドット
サイズ 約69×136×8.8mm
重量 約138g
CPU Snapdragon 617
1.5GHz+1.2GHz
(オクタコア)
メモリー 2GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
OS Android 6.0
カメラ画素数 リア:13.3メガ/イン:4.9メガ
バッテリー容量 2440mAh
防水/防塵 IPX5,7/IP5X
指紋センサー ×
SIM形状 nanoSIM
カラバリ ホワイト、ブラック

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クロスレビュアー紹介


ドロイドさん ASCII.jpのスマホ班リーダー。会社員なのに自費で常に多数のスマホを契約中。料金・通信速度に加えて、端子部分のキャップがどうこうなど、スペック表に載らない違いなど細かな話を突き詰めていくのが好き。


スピーディー末岡さん Androidユーザーのスピード狂。その名に恥じず速いものが大好きで、スマホはスペックからチェックするタイプ。ヘルメットを被っているのは、「俺はいつでも高速だから……」というよくわからない理由。座右の銘は「スペック良ければすべて良し!」


ミナミダさん アスキー編集部でスマホとなどモバイル分野を担当。最初はAndroidユーザーだったが、なぜか「iPhoneユーザーのほうがモテるかも」と考え現在は「iPhone SE」を愛用中。片手で操作しやすい小型端末が好みだが、近年のスマホ大画面化の流れに悩みが尽きない。


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